王宮入り口

王宮入り口

 王宮の入り口に到着した。辺りは大変な人手である。これまでほとんど見かけることの無かった欧米人が多い。家族連れやら、老夫婦やら、恋人同士やらで満ちあふれている。暑くて明るい陽光の下、みんな楽しそうだ。独り者はほとんど見かけない。アジア系の観光客も予想以上に少ない。

 さて王宮入り口らしきところを通過したものの、どちらに行けばよいのかさっぱり分からない。人の流れはあるものの、一定の流れではなく、あちらこちらへと分岐しているように思える。

 しょうがないので一休みを決め込んで、近くの歩道の生け垣らしきところに座り込んでガイドブックを広げ、王宮観光のチケット売り場を確かめた。

 それによると、売り場はもう少し先にあるらしい。で、なぜこの辺に人々が滞留しているかというと、どうやら服装チェックの影響らしい。つまり肌の露出度が高い人やサンダル履きを規制しているようだ。事前の情報通り、私は暑いのを我慢してポロシャツ、スニーカーで出かけたので、ここは難なくクリヤ。

 チケット売り場周辺もまた大変な混雑であったが、とりあえず窓口で入場券購入。250Bだったが、バンコクの物価を考えると、これはかなり高額だ。続いて右側の建物内にオーディオフォンを貸し出すところがあった。これもお金が必要で、なんと100B。しかも貸し出す手続きにパスポートが必要のようだった。

 この手のものは、ハワイでは無料のことが多いので、ちょっと反発。日本語バージョンもあったようだがパス。さらに進むとコイン博物館なるものあったがこれもパス。先を急ぐ。

 チケットを握りしめてゲートに向かう。この辺でなんとなく気がついてきたのだが、欧米人が多いように見えたが、英語はあまり聞こえてこない。

 語学についてはあまり自信がないのでよくわからないが、フランス語やドイツ語と思しきものが聞こえてくる。時々アジア系の言語。日本語もわずかだが聞こえる。

 私が旅行に行く直前インドネシアで大地震が起き、被災者の中にヨーロッパ系の人が多いことに驚いたが、つまりはこうゆうことだったのだ、となんとなく合点がいった。

 要するにヨーロッパからバンコクは、ハワイに比べると比較的短時間でいくことが出来、物価も安い異文化のリゾート地だということだ。

 となるとハワイにきているヨーロッパからの旅行客は相当な金持ちという図式が成り立つ。そのような人たちはワイキキには集まらず、マウイやハワイ島でバカンスを過ごすのだろう。以前訪れたマウイ島での物価の違和感の理由はこんな所にあったのかと納得できた。

バンコク 王宮 全景
入り口付近からの王宮
バンコク 王宮 入り口 バンコク 王宮
チケット売り場からゲート方向 ゲートを入った瞬間の景観

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