インターコンチで昼食

日本では近寄り難いインターコンチで昼食を食べる

 プラトゥーナム市場に行くことが出来ず、悄然たる思いで引き返してきた。しかしこのままでは気持ちでバンコクに負けてしまうと思いなおし、予定通り昼食はインターコンチネンタルホテルで摂ることにした。再びゲイソン内を通過し、ホテルへ。

 入り口にはドアマンが立っていて、客の姿を見かけるとさっと開けてくれる。ちょっといい気持ちだが、自分自身の身なりが気になることも確かだ。

 このホテルにはタイ料理や中国料理、和食等、様々な店が入っているようだが、昨夜のタイ料理があまりよい印象ではなかったので、今日は世界のどんな場所でもそれなりの味で食べられる中国料理を試すことにした。

 ロビーから1階下に降り、「サマーパレス」という店に入った。時間は12時40分。ちょうど昼時だとは思うのだが、客は広い店内に二組だけ。ちょっと心配になったが、高級ホテルだからそんなもんなのだろうと思うことにして席についた。

 先ずはクロスタービールを注文。(この銘柄はもうありません)暑い中、あちこち歩き回ったのでかなり疲れている。ビールがうまい。

 係りの中年男性がメニューを持ってきて、いろいろ説明してくれる。写真が付いているので選びやすい。値段を見るとそれほど高くないように思えた。

 この辺の金銭感覚は説明が難しい。タイのバーツはこの頃の換算率が1B=2.65円なので、頭の中で3倍弱すれば良い。

 しかし実際にメニューに表示されている150Bという数字を見ると、なんか安いな、という印象を持つのだ。ハワイに行って30ドルの買い物をしたとき、何か桁が小さいので安いな、と感じることがあるが、バンコク インターコンチネンタルホテル 昼食それと似たような感覚だ。

 もっともたしかに高級ホテルの価格としては安いと思う。それでも客が入っていないのは、他にもっと安いところが嫌と言うほどあるのだろう。

 さて注文したのは定番の「野菜炒め」と「焼きそば」の二品。野菜炒めはうまかった。数種類の野菜がニンニクの味と共にしっかりと炒められていた。

 この味の感覚は横浜中華街で味わうものと同じだったので、料理の腕は信用できそうだ。もっともニンニクの香りはかなりきつく、食後もかなり気になった。

 焼きそばのほうも、これが特徴というものはなかったが無難にまとめられていた。ただし量に付いて私は計算を間違えていた。あらかじめ係りの中年男性に量に付いてはジェスチャーで確かめておいたのだが、両方とも予想よりはるかに多い量だった。

 そのため最初こそうまいと思って食べていたが、だんだんニンニクと焼きそばの味が鼻に付いてきた。

 ただし野菜は食べなくてはいけないと思っていたので、野菜炒めは完食。焼きそばを若干残した。合計金額が日本円で1200円ぐらいであるから、おいしいものを食べるに越したことはない。


トップページヘ バンコク一人旅 マッサージへ