カムチャナブリのオプショナルツアー(1)

出迎えは定刻どおりに現われたエメラルドホテル 朝食

 今日はカムチャナプリへのオプショナルツアーに参加だ。6時20分にフロントに迎えが来る手筈になっている。

 バンコクは渋滞が多いので遅刻が多いということも聞いているが、連れて行かれる側としては遅刻できない。

 昨晩は普段より遅くまで起きていたので寝不足かと思われたが、緊張しているのか5時過ぎにちゃんと目が覚めた。目覚ましの必要も無かった。素早く着替えて外を見るとまだ暗い。ハワイの離島ツアーを思い出した。

 朝食はコンビニで探そうと考えていたが、ホテルからの朝食クーポン券をよく見ると5時半からとなっていた。そんなに早くからやっているなんて考えてもみなかったので、半信半疑ながら5時40分頃行ってみた。従業員は一人しかいなかったがエメラルドホテル 朝食、ちゃんとやっていた。これはありがたい。

 やはり早朝空港等に出発する客がいるのだろう。早速昨日の朝見つけた鳥粥を食べることにする。鳥粥2杯とオレンジジュースを飲み、気持ちも充実してきた。

 部屋に戻り、手回り品をチェックして出発に備える。外はまだ薄暗い。6時10分になったのでフロント前に行き、入り口がよく見える椅子に座り、出迎えを待つ。周辺には待ち合わせをしているらしい客が意外に大勢いる。朝帰りと思われる女性が戻ってくる。何をしていたのだろうか。

 6時20分、ほぼ定刻どおりに30代の迎えの男性が現われた。車にツアー会社のマークがあるのですぐに分かった。

 乗り込んだ車は12人乗りくらいのバン。客は私一人だ。「まさかツアーって俺だけじゃ」、と内心不安がよぎる。他に客はいるのかと聞いてみると、英語はほとんど分からないようでびっくり。どこに連れて行かれるのかもよくわからないままに、車はいきなり高速に入りビュンビュン飛ばす。

 「これはまいった。このままカムチャナプリまでこの男性と一緒に行くのか」と思った頃、突然車は高速を降りた。車内で広げた地図によると、どうやらシャングリラホテルのようだ。

 ここで新たに年配の男性が一人で乗り込んできた。挨拶は交わしたのだが、それ以上にはあまり話したくない様子だった。アユタヤ方面に較べるとカムチャナプリはマニアックな色彩が強いと思われるので、私も含めてツアーに参加する客は、変人が多いのかもしれないな、なんて内心思っていた。

 男性を乗せた車は再び高速に乗り、今度はバンコクセンターホテルに7時に到着。ここで大きなツアーバスに乗り換えるらしい。ここまで運転してきた運転手が片言の英語で、「big bus」「change」と言って、降りるよう促したので、なんとか理解できた。

 ホテルのフロントで待っていれば良いとのことだったので、遠慮なくホテル内に入り近くのソファーに座り込んだ。このホテルは私が宿泊しているエメラルドホテルより、ちょっと格が落ちる落ちる印象だ。

 しかし個人的にはこの程度のホテルで十分だと感じる。ロケーションもフアランポーン駅に近いので地下鉄が使えて便利そうだ。日本人宿泊率が高いという話も聞いている。

 7時10分大型バスが到着。早速乗り込むと先客が10人ぐらい。適当に中央右よりの席を選んで座る。ところがなかなかバスが出発しない。ガイドさんが到着し、たどたどしいが、きちんとした日本語で待ち合わせの他の客が渋滞で遅れていることを教えてくれる。やはりバンコクの渋滞は遅刻の元凶らしい。

 結局ここで30分待つことになった。いくら焦っても渋滞ではしょうがない。7時40分、さらに5〜6人の客が乗り込み、総勢20数名のツアーとなった。バスそのものは40人乗りぐらいなので、座席には余裕があるし、バスそのものも日本人の清潔志向に配慮したのかひじょうにきれいだ。


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