ウイークエンドマーケットからジャスコへ

 さて、結局最初に決めた探索ルートに忠実に従って、ぐるっと1周回った。途中の民芸品売り場で、息子のために象の置物でも買って帰ろうかと思い値段を聞いてみたが、意外に高いように思われた。(提示金額は220B)

 ナライパンで見た値段とそれほど変わらない。そこから交渉していくのだろうが、数百Bの買い物を交渉するのも面倒だったし、絶対に買わなければならないというものでもなかったので、そのまま通り過ぎてしまった。

 1周する最後の方で生地やさんがあったので、ここでは連れから頼まれていた生地を購入。詳細は省くが、やはり値段の交渉が必要だった。

 向こうの言い値(300B)の半値をこちらから提示したところ、結局言い値と提示した金額の中間ぐらいの値段になった。がんばればもっと安くなったような感触だ。次回もし再び行く機会があったら、粘り強く交渉してみたいなと今は思っている。

 それにしてもあの混雑と熱気は日本ではあまり感じられなくなった類のものだ。不況からいまだに脱し得ない日本と、いわゆる成長期にあるタイと言う国のパワーの違いを感じた。国そのものに老人と青年ぐらいの活力の違いがある。

 もっともそれが良いとか悪いとかは判断できない。ある意味成熟した日本と、これからというタイを比較してどちらが良いかを論じてもしょうがない。ただ大きなカルチャーギャップを感じることは確かだ。

 日本の熟成した文化に慣れたおじさんにとっては貴重な体験ではあったが、広い市場を歩き続けたためかなり疲れてしまった。というわけで滞在時間1時間半ぐらいで退散。ホテル近くのジャスコに向かった。お土産用の食材を買うためである。


ジャスコの食料品売り場で、珍しそうなものを片っ端から購入する

 地下鉄でタイ文化センター駅まで戻り、ジャスコに入店。一度来ているのでだいたい勝手は分かっている。

 2階か3階か忘れたが、ちょっとした喫茶コーナーがあったのでとりあえず休憩。店の名前は「キャニヨン・コーヒー」美しいウエートレスさんにアイスコーヒーを注文。コーヒーを飲みながら、午後の計画を考える。

 いろいろ考えて、チャオプラヤー川の船を利用して、「水上観光」兼「ワット・アルン」見学に出かけることにする。そこまで決まればあとはやらなくてはいけないことをするだけだ。

 早速地下に降り、食材売り場を物色。いろいろ買い込もうと考えていたのだが、パッケージはタイ語が多く言葉の壁があって、何を買えばよいか分かりにくい。生鮮食料品は買えないので、インスタントラーメンや調味料の辺りを物色する。

 辛そうなものは赤っぽいパッケージで、鳥やエビのマークが付いていればとりあえず良しとして、適当にかごに入れていく。

 何を買ったのかは後でレシートを見れば分かるだろうと思っていたのだが、帰国後レシートを見てがっかり。考えてみれば当たり前だが、すべてタイ語表記のレシートだった。

 購入したのは16種類で合計325Bというのは読み取れた。あれだけ買って1000円弱ということで、改めて物価の安さを認識した。コンドミニアムで生活すれば、生活費はかなり安くなるだろう。

 巷の本でタイで年金暮らしというのを良く見かけるが、なるほどと頷ける。かなりの量になったので、スーパーのレジ袋を持って一旦ホテルに戻った。

 ちょうど昼食時となったので、最後にホテルのレストランを利用しようと考えていた。しかし誰もが考えることは同じようで、ホテル内のレストランはすべて大混雑。特に日本食レストランは、昨日大挙して到着したマレーシア人(フロント近くの係員に教えてもらった)でごったがえしている。

 なんだか面倒になって、川っぺりのレストランか近くのホテルのレストランを利用しようと考え、再び地下鉄へ。


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