1日目 スワンナプーム空港

余裕で成田空港を通過

 いよいよ今年もバンコクに出発です。飛行機はJAL。昨年より若干早い便なので、自宅を昼前に出発。日暮里でスカイライナーに乗るとやけに混んでいます。

 正月早々からやけに旅行客が多いなと思いましたが、よく見ると大きな荷物はほとんど持っていません。案の定成田空港に着く前に皆降りてしまいます。どうやら成田山への初詣のようでした。

 空港に着いていつもの手順通り、先ずは昨年も着ていた古めかしいコートを預け、誰の助けも借りず自動チェックイン機を使います。小さなスーツケースを預けてしまえばあとはこっちのもの。

 さすがに3回目となると余裕が出てきます。ラーメンなんぞを軽く食べ、いつものゴールドカードラウンジで休憩というか時間つぶし。さらにゲートの近くでインターネットを楽しんでいると搭乗時刻。

 座席の埋まり具合を自宅出発前にインターネットでチェックしていたのですが、朝の時点では隣は空席でした。これはもしかすると隣がいない状態でゆっくり出来るかも、と思っていたのですが、実際に搭乗してみるとしっかり若い無愛想なお兄ちゃんが座っていました。

 「失礼します」、と声を掛けたが返事はない。最近は挨拶の出来ない若い人が増えた、と中年弱虫おじさんは心の中で怒りました。

 とりあえず、座席の上に置いてある枕や毛布の上に一旦手荷物を置き、メモ帳や筆記用具、スリッパ等の必要なものを取り出します。手荷物を座席上の棚に入れ、ようやく着席。時間にして5分ぐらいだと思いますが、座席が狭いので結構面倒です。

 靴を脱ぎスリッパに履き替え一息ついた頃、そろそろと動き出す気配。何回も書きますが、ここから離陸までが長くて嫌になります。

 今回も結局10数分、空港の中をぐるぐる動き回っていました。ところが離陸のための滑走路に入った瞬間、いつもなら一旦停止するはずなのにそのままエンジンの音が大きくなりぐんぐん加速。

 離着陸の関係で急ぐ理由でもあったのかもしれませんが、ともかく待ち時間はまったくなく、そのまま大空へ。すぐに機長からのアナウンスがあり、到着まで6時間半かかるとのこと。10分ほど上昇すると、ベルト着用サインも消え巡航に。


スワンナプーム空港は巨大だった

 現地時間の夜8時半過ぎ(日本時間10時半)にタッチダウン。10分ほどして機内から解放されイミグレへ。新しく出来た空港のせいか、すべてがひじょうに清潔感に溢れ輝いています。照明の数も多く明るい雰囲気。

 しかし周辺を隈なく見渡すと、天井に多数のダクトが剥き出しになっていたりするので、どうやら完璧な状態で営業を始めたわけではなさそうです。

 初めての空港なのに、特に事前に下調べもせず(というか、あまり詳しく紹介されているサイトはなかったので)、そのまま英語の案内を見たり周囲の搭乗客の動きに従って歩きます。

 結構早足で歩いたつもりですが、なかなかイミグレに到着しません。いつしか乗客もバラバラになり、本当にこっちでいいのかなと不安を感じ始めた頃ようやく到着。いきなり空港の巨大さを実感することになりました。

 イミグレはかなりのブースが開いていましたが、相変わらずの混雑振りと係りの職員ののんびりした対応で、なんとなくイライラします。

 どうせのんびりするならハワイのようにゆったりと構えて、笑顔で接してくれればいいのですが、こちらはまったく微笑みも会話もなく、ただだらだらと時間を引き延ばして仕事をしているように見えます。

 そっちがそうならこっちもそうするよ、とばかり必要書類をカウンターに投げ出し、後は無言で係員をじっと睨んでいましたが、お兄ちゃんはその視線を受け止めることもなく、ただハンコをパンパンと押し、何やらをパスポートに書き込み返却。

 きっと忙しいんだろうなと思いつつ、サンキューと一言だけ言って、ビジネスライクにイミグレを抜けました。このあたり最初の頃と較べると、ずいぶん強気になったものだと思います。


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