タクシーを使って市街へ

高すぎるリムジンを諦め、一般のタクシーを利用する

 イミグレを無事通過し、必要な額を両替し、いよいよバンコク市内へ。最初はこれまで同様リムジンで偉そうに向かおうかと考えていたのですが、あまりに価格が高ければ通常のタクシーでもいいかなと若干柔軟な考えに。

 リムジンカウンターに近づき、今回の旅行の宿泊先であるタイパンホテルの名前を出し、「スクンビットのタイパンホテルまでいくらかな?」と聞いてみました。実際にはたどたどしい英語ですが、日本語で書くとなにやら流暢な英語をしゃべっているかのように思えますね。

スワンナプーム空港のイルミネーション
スワンナプーム空港 タクシー乗り場

 係員のお姉さんはすぐにはっきりと「900B」と答えてくれました。しかし高い。これでは一人で利用するにはもったいなさ過ぎます。「分かったけど、ちょっと高すぎるから他を探すね」と返事を待たずにすぐにその場を去ります。

 次の候補は一般のタクシー。この受付場所が分かりずらくて困りました。なんと到着フロアとは違う場所にあることが判明。しかも屋外です。

 途中で大きなクリスマスツリーのようなイルミネーションを撮影。これはきれいでした。

 道路脇の歩道の上に長机を二つほどおき、そこに受付のお姉さんが3人ほどいるだけ。ようやくの思いでたどり着き列に並び、ここで目的地を言うと、何やら紙に書いて、これを運転手に渡してくれと告げられました。

 入国審査より、かなりてきぱきしているので、この辺りは気分もいいです。しかし屋外カウンターというのはいかにもタイらしいなと感じました。そのまま列に並んで待つこと約10分。

 運転手は初老のおじさん。この人に紙を渡し、乗り込みます。ごく普通のタクシーでした。空港からの渋滞もそれほどなく、夜のハイウエーをがんがん飛ばしていきます。

 どうやっていくのかなと地図を取り出し眺めてみたりもしましたが、なにせ初めての空港なのでよく分かりません。それでもこれまでの経験からさほど不安感はありませんでした。途中高速料金を払い、結局高速込みで240B、30分弱でスクンビット到着。

 ところがここまで来て、この運転手さん、タイパンホテルの詳しい場所を知らない事が判明。西からスクンビット通りを進み、タイパンホテルが位置するソイ23に左折して入ったので、これなら安心と景色を眺めていたら、車は急に徐行を始めます。そして右や左を眺めています。

 その仕草で、これは細かい場所を知らないんだなと思い当たりました。どうやら空港で渡される紙にはソイの番号だけで、そこから先の細かいことは記入されていないようです。

 というわけで私も一緒になって探し始めました。この細い道の左側にあるということは地図で確認していましたが、どのくらいは進めばホテル入り口にたどり着くのかは分かっていませんでした。

 しょうがないので、左側の窓から外の景色を必死に見上げ(ホテルだから背の高い建物だろうという予想です)ゆっくりと車を進めていたので、後続車は迷惑だったに違いありません。

 しかし努力の甲斐あってついに入り口を発見。「ここだ、ここだ」と叫ぶ。運転手さん、英語はまったく分からないようでしたが、私の雰囲気を感じ取って、ホテルの小さなロータリーに21時45分無事到着。日本時間なら深夜の11時45分。普段の私ならとっくに寝ています。


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