第2日目 紀伊国屋、鼎泰豊

 私は本好きなので、本がたくさんあるだけで嬉しくなるのですが、「紀伊国屋」さんは入り口左側の方に日本語の本が多数置いてあるので助かります。

 私がいろいろ物色している間にも次々と日本人と思しき人が入店し、一度に10冊ぐらい買っていく人もいます。これにはさすがに驚きました。

 私は何を買おうという目的はほとんどなかったのですが、入り口を入ったらいきなり「歩くバンコク」が積み上げられているのが目につきました。

 実はバンコク入りをする前に最新版を買おうかどうしようか散々迷って、結局手元にある古いものでいいやと思って買わずに来ました。

 ところが値段を見ると280Bです。と言うことは日本円で750円ぐらい。日本で買えば950円。なんと日本より安い。それだけのことですが、思わず買ってしまいました。

 さらに店内をフラフラしていると、旅行ガイドのすぐ近くにフリーペーパーのラックがあって、ここで「DACO」という雑誌をもらってきました。

 実は旅行中にほとんど読む時間がなく、帰ってきてからチラチラ眺めているのですが、元々が「歩くバンコク」を編集している会社が発行している雑誌だと思いますので、内容はかなり楽しめます。

 しかも裏面には特別価格500円なんて言う記載もあり、もしかすると日本では無料ではないのかと、さらに得した気分になりました。単純です。

 今改めてチラチラ眺めながらこの文章を書いていますが、通常のガイドブックでは知り得ないようなことも書かれています。次の旅行時に役に立ちそうです。

 続いて本屋さんを出て伊勢丹やZENの雑貨売り場で財布を見て回りましたが、いまいち気に入ったものがありません。値段は10%ディスカウントということでした。

 しかしともかく広いので、あちこちちょっと歩いているだけで疲れます。足裏マッサージが流行るわけです。そこで財布は諦めてちょっと早めの昼食にすることにしました。

 ところが伊勢丹はともかく、ZENのレストラン数は半端じゃないですね。レストランのフロアが二つあって、私の目からすると上の方がちょっと高級、下の方がカジュアルな雰囲気に感じられました。

 どこに入ろうか悩んだのですが、旅行者のカンが働いて「鼎泰豊」(ディンタイファン?)という店に入ることにしました。後でガイドブックで知ったのですが、点心で有名なお店でした。歩くバンコク最新版にも出ています。

 地元の人にも知られているのか、私が入ったちょっと早い時間でも、すでに店内はかなり混み合っていたので、「あっこれは人気のある店だな」と言うことがすぐ分かり、「これなら味も大丈夫だろう」と感じました。

 ただ入店したときに点心専門店だと言うことを知らなかったので、単純にちょっとビールを飲んで軽く食べればいいやと思い、シンハビールとエビチャーハンを頼みました。

 ちなみに注文はウエイトレスさんがもってきてくれるメニュー表に、食べたいものをチェックするシステムのようでした。サービスも良く、私がショルダーバッグの置き場所に困っていると、すぐに入れ物を持ってきてくれました。

 注目の味ですが、おいしかったです。食べた後で、これなら他の料理を頼んでも良かったかなと思いました。支払いは410B。日本円で1100円。

 タイの物価からすると結構な値段だと思いますが、若いタイの人たちがいっぱい入っているところを見ると、やはりタイ経済の好調さが伺え、若い人たちも徐々に金回りが良くなっているのだと感じました。


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