第2日目 夜の通りを若干見聞

 ナナプラザを出て右折。今日1日の動きを反芻しながらフラリフラリと歩き、ソイ4の信号で反対側の歩道に渡ると、私の感覚では10時半というとんでもない深夜ですが、通りは大にぎわい。露店が軒を連ね、その間を大勢の人が行き来しています。

 たまには露店の商品でもゆっくり見ようかとも思いますが、次から次へと人が歩いてくるので、その流れに飲み込まれるように、自然にソイ11に向かってしまいます。歩いているのはやはり欧米系とアラブ系が多く、日本人(アジア系)はほとんど見かけませんでした。

 それにしてもあの露店、1日中店を開いていていったいどの程度の売り上げがあるのか?その売り上げで生計を維持しているのでしょうか?不思議です。

 一方私の方は、歩きながら、そうだそういえばこの先にはちょっとした夜だけ活気づく通りが拡がっているんだったと思いだし、いったいどんな雰囲気なのか近くまで歩いてみようと思いつきました。好奇心だけは旺盛です。

 心持ち歩調を緩めて、ソイ11を通り過ぎると、急に露店の数が減り、歩いている人も減りました。露店が減り歩道一帯が少し暗くなり、怪しい雰囲気がどんどん増していきます。う〜ん、この雰囲気はパタヤで深夜海岸通りを歩いたときの雰囲気だなと感じました。

 ソイ11の角から東へ50mぐらい歩くと、露店と露店の間の暗がりに何人かの女性の姿があり、通りを歩く歩行者を見つめています。なるほどやはりこんな感じかと思いつつ、その前を歩いていくと何人かの女性から声がかかりましたが、基本的に無視です。

 国籍はいろいろみたいです。そのまま進んでいき、出会いの場として有名なカフェの前に到着。付近には10数名の女性がいました。そこで立ち止まってしまうと、目的あり、と勘違いされるので、すぐにそこから引き返しました。

 中に入っても良かったのですが、そこで行われるやりとりの結末は分かっていますので、別にそういった事を必要としない私は、場所の確認だけして戻ってきました。

 以後この近辺には深夜近づかない方が良いなと感じました。(別に危険を感じたわけではありません。私には向かないなと思っただけです)

 再び同じ道を戻るので、またまた同じ女性から声をかけられたりもしましたが、申し訳ないけどそれも無視。こういった場所で緊張して歩いていると、折角のアルコールの酔い心地が無駄になります。

 ソイ11の角を曲がると、自分の家に帰る路地に戻ったかのようでほっとします。好奇心は旺盛ですが、その先には踏み込みません。その雰囲気を感じ取れば充分と思っています。もう少し若かったら違った感触を持っていたかもしれません。

 ホテルに戻って、軽くシャワーを浴びると睡魔が一気に襲ってきて、そのまま倒れ込むようにベッドへ。時間は11時過ぎ。夜遊び大好きな方から見ると、笑っちゃうような時間だと思いますが、日本時間なら1時過ぎ。私の体力ではとても持ちこたえられません。

 ナナでの話をベッドの中で思い出している内に寝入っていました。


トップページヘ 2012年12月旅行記 朝食を食べクルーズへ