第4日目 「オーストラリアン・パブ」で
再びビール 

 「エンポリアム」ではただ歩き回って疲れただけでしたが、そのためか「さざえ」のビールは美味しく感じられ、更ににぎり寿司に満足し、「う〜ん、うまかった、やはり昼飯はこれでないといけない」とか思いながら店を出ます。ちなみにウエイトレスさんは可もなく不可もない印象でした。

 ほろ酔い加減でBTSの階段をユラユラと上り、再びナナ駅に戻ってきます。ナナ駅からホテルに戻る途中、ソイ11の右側にある「ヴィラマーケット」に入って、店内の様子を偵察。この日はともかく、明日はここへちょっとしたお土産を買いに来ることに決定。

 日本の小さめのスーパーと同じぐらいの広さですが、いわゆるショッピングモールにある食材やさんより値段が良心的であるように思えました。ちなみにここもJCBのカードを使うと10%の割引きになります。

 再び店を出て、フラフラとホテルの方に歩いていくと、左側に「オールド・ジャーマン」というドイツ料理のレストランがあり、店頭で欧米人がビールを飲んで談笑したり、通りを眺めていたりします。

 私もその仲間に入りたいなと考え、慎重に通りを渡り店の前にあるメニューを見ますが、ビールはともかく、料理で軽くつまめるような物が私の英語力では見あたりません。オーストラリアン・パブ

 「う〜ん、ここじゃ駄目かな」と思いつつ、さらにホテル方面に向かうと、今度はホテルの斜め前の「オーストラリアン・パブ」が目につきます。(写真はホテルの朝食場所から見たパブです)

 ふと見ると、ちょうど通りに向かって座る場所が空席です。「ここでちょっと飲めば、ホテルは目の前だから、そのままの酔いで昼寝が出来るな」と考え、今度はメニューも見ずにフラフラと店内へ。

 「さざえ」で飲んだビールの余韻があるのか、疲れているのか、思考力、判断力がちょっと欠如した状態で座席に座ると、チアリーダーのような恰好をした陽気なウエートレスさんが注文を取りに来ました。

 日本のファミリーレストランでは、入り口で待って人数を伝えて、それから案内されるという手順が一般化していますが、バンコクではこれまでの経験で、だいたい好きな席にドンと座ってしまえばOKという感じです。

 この時も外向きの良い席に座り、しばらく外を眺めているとウェートレスさんがやって来ました。

 またまた迷わずビールを頼み、念願の外人さん風ダラダラ生活の雰囲気に浸ります。ビールをごくりと飲んで、通りをボーット見つめていると、「はあ〜、何だか気持ちいいなあ」というほんわかした気分になります。

 昼間からあまり酔っぱらうのもどうかと思ったので、ちびりちびりと飲んで、ついでに歩行者ウオッチングに飽きたところで、持ち歩いている本を取り出し読書。余りの面白さに、ここで持参した単行本を遂に読み切ってしまいました。

 それを機会にチェック。100Bほど支払って、店の前からタクシーとバイクの間を何とかすり抜けてホテルへ。すぐに寝やすい服装に着替えてベッドへ。店を出てから5分経っていません。1時間ほど幸せな昼寝を楽しみました。


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