第1日目 早速ナナの夜遊びへ

ナナプラザへ

 とりあえずシャワーを浴びて(バスタブとは別にシャワーブースがありました)出発の準備ですが、水が暖まるのに時間のかかるホテルです。

 5分ぐらい出しっぱなしにして徐々に熱くなります。一度熱くなれば後は問題なさそうですが、シャワーだと待ち時間が長すぎます。

 それでも汗を流してすっきりし、いよいよバンコク第一日目の夜の探索へ。夕食はすでに機内食をたっぷり食べているので摂らないことにして、歩いてナナ駅方面へ。

 途中の喧噪は、昨年末にすでに経験していますから、「懐かしいなあ」と思いつつ、向かったのは気弱な初老のおじさんが行くような場所とはとても思えない、チョイ悪親父の巣窟であるナナプラザです。

 バンコクに来始めた頃はやることなすことすべて恐る恐るで、常にトラブルが頭にありましたが、回を重ねるにつれ、まっとうな旅行者で、飲み過ぎて正体不明にならない限りそれほどひどい目には遭わないと言うことも分かってきました。

 特定の店でぼったくりに遭った、という体験談もネットでは散見されますが、極端に怪しい場所に近づかない限りそのような事はなさそうです。

 むしろそういった歓楽街の店ではなく、日常的に歩いている最中に中東系の怪しげなおじさんから、「日本円を持っていないか」とか「英語を話せるか」なんて聞かれることがあり、こちらの方が危ない臭いがします。

 また混雑している露天商の狭い通りでは、スリに遭うこともあるようです。

 というわけでソイ11からBTSの長い階段を上り、反対側の歩道に出てぶらりぶらりと足早に(表現が矛盾していますが、気分は高揚していると言うことです)歩き、なんだか狭っ苦しい角を左折すると、途端に左側にはビアバー、右側には無数の虫がうごめく屋台(食用です)があり、その隙間を大柄な外国人が行き来しています。

 左を見れば一段高くなったカウンターがあり、そこで欧米人とタイ人女性のウエイトレスさんが並んで腰掛け談笑しています。

 その先左側の両替屋さんで、とりあえず両替。今回も滞在が後になればなるほど交換レートは悪化。株が上がるのを喜ぶ人も多いと思いますが、旅行者にとっては辛い展開です。

 持参したバーツと両替したばかりのバーツをしっかりと財布に入れ、ナナプラザの内部へ踏み込みます。

 ちなみに財布は尻ポケットはよくないですね。これ見よがしです。バンコクの人たちを見ていても、財布を尻ポケットに入れている人はほとんどいないような気がします。

 というわけで、最近私はズボンの右ポケットに入れて持ち歩くようになっています。ショルダーバッグに入れても良いのですが、今度はひったくりが気になります。

 ソイ11ではほとんどみかけませんでしたが、周辺を歩いている人の中に日本人の若者が混じっているのが目に付くようになって来ました。この時期だと学生の卒業旅行?

 それでバンコクに来るとは、いったい何が目的?と勘ぐってしまいますが、まあ人それぞれですね。若いときはいろいろなことを体験したくなるもんです、と初老のおじさんは分かったような分からないようなことを考えつつ、人のことより自分のことです。



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