第3日目 クルア・ラカントーンで昼食

クルア・ラカントーンでくつろぐ 今回はのんびりするつもりで、最初からビールは大瓶を頼みました。

 一番川っぺりの、王宮やワットアルンを見渡せる特等席に陣取り、もってきてくれたビールを飲みながらメニューをチェック。

 しかしこのメニューの内容がさっぱり分かりません。

 どうしようと思っていたらおばさんが近づいてきたので、一番無難な「鳥の唐揚げ」らしきものを指さしました。

 すると、「それはチキンではないけれどいいのか?」と問い返されたので、「ええ〜?」という顔をしていると、「チキンが食べたいならこれを勧める」と助け船を出してくれましたので、「じゃあそれをお願いします」と素直にお勧め品を食べることにしました。

 しかし出てきた料理はまたまた私の予想を完全に覆すようなもので、思わず「これは私がオーダーしたものか?」と問い返してしまいました。すると「まさしくこれがチキン料理だ。おいしいから食べてみなさい」と言います。
クルア・ラカントーンで食べたチキン料理
 写真を見れば分かるように、どうしてこれがチキン料理なんだ、と首を傾げたくなるような外観です。ただ味は良かったので、完食しました。
 
 あえて私の感覚でこの料理に名を付けるとすれば、「スパイシーチキンの酢豚」という感じでしょうか。それとも「スパイシーチキンと野菜のケチャッップ炒め」でしょうか。

 入っていたものは、ピーマン、タマネギ、カシューナッツ、ニンジン、トウガラシ、ギンナン、チキン、空芯菜?という感じで、体には凄く良さそうです。

 しかも一口食べると舌にピリッと言う辛さと酢豚の酸っぱい味、さらにケチャップのような味が微妙に入り交じって、何とも不思議な感じです。ピリッと来るところはビールにも合います。

 むちゃくちゃ辛いというわけでもなかったので、日本人の私の味覚に合わせて多少辛みを抑えてくれたのかなと想像していますが、その後腹具合がどうなるのかちょっと心配になったのも事実です。(結局何ともなかったです)

 食べているところへ、この店のオーナーさんという方がわざわざ表れて、「この料理はどうですか?」なんて聞いてくるもんですから、「奇妙な味」と答えるわけにもいかず、「美味しいですよ」と伝えると、「これからもよろしく」と言い、握手まで求められてしまいました。

 ついでに川っぺりで読書をしながら満足そうにビールを飲んでいる私の写真も撮影してくれました。

 大変親切でしたので、これを読んだ皆さん、是非時間があったらこのお店に行ってみて下さい。タイ語や英語が分からなくても何とかなりそうな親切さを感じるお店でした。

 昼間からたっぷり飲んで、のんびり読書をしたり川面を眺めたりして1時間半ぐらい過ごし会計をすると300B。安くてびっくりしました。

 ちょっとほろ酔い加減の足取りで再び桟橋まで戻り、再びエクスプレスボートに乗りタークシン桟橋まで戻ってきました。

 ここからBTSでサイアム駅までいきましたが、ここで乗り換えてさらにナナ駅からホテルまで歩くのが酔っぱらいのおじさんにはひじょうに面倒に思えてきて、またまたサイアムセンターの前からタクシーを利用。



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