さて、私の方は「よし、これで無事ホテルに帰ることが出来る」と安心して駅に向かいますが、その途中の交差点でまた一苦労。
写真の交差点の先がＢＴＳの駅なのですが、信号がよく分からない。待てど暮らせど歩行者が渡れるような状況にならない。
周囲に人は誰もいないので、地元の人に習って横断するという裏技も使えません。
結局ほんのちょっとの車の隙を付いて無理矢理横断。まあ慣れてくると結構なんとかなるもんです。しかも日本では得られない「法律を無視する」という快感？も若干得られます。
というわけで、右の写真の交差点の向こうに見えるＢＴＳの駅に無事到着。
切符を買おうと思ったら、三つめの駅まではなんと０Ｂ。どうやら試運転中のようで、その先から料金表示があります。ナナ駅まで４０Ｂのチケットを購入してホームに上がるとさすがにまだきれいです。
ホームからはこれから新しくできるらしいショッピングモールの建物が見えたので記念に撮影（右上の写真）これで後は乗っていれば良いだけだと思っていたのですが、落とし穴がありました。
引き返す
ホームでＢＴＳを待っていると列車が到着。「やれやれ」と思いつつ、ガラガラの座席に座り込みます。すぐに発車して途中の駅からもどんどん乗客が乗ってきます。
さすがに混むなあ、なんて呑気なことを思いつつ、そろそろ眠くなってきたし、ちょっとナナ駅まで一眠りするかと思ってうつらうつらしていると、三つめの駅で急にたくさんの人が降りました。
「ふ〜ん、こんなところにショッピングモールでもあるのかな」と寝呆けた頭で考えていると、やがて動き出した列車は、なんと反対方向、すなわち今来た方向に戻り始めました。
「えっ？」と思い、一辺に眠気が吹っ飛びましたが、要するに試運転期間中の区間は往復運転をしていたわけです。
たかだか三つの駅だけですからたいしたロスではないのですが、結局私は出発した駅に再び戻り、そこで乗客はみんな降りていきましたが、私だけそのまま乗り続け、先ほどと同じように再び乗り換え駅に向かいます。
先ほどほとんどの乗客が降りたのは、そこで乗り換えるためだったわけで、今回は私もしっかり降りて乗り換えました。それにしても夢うつつで聞いていなかったせいかもせれませんが、英語での案内は無かったように思えてしょうがないです。