第5日目 ピザカンパニー、バスストップ

 「サバーンタークシン駅」から再びBTSに乗り「サイアム駅」に戻ってきました。時刻は午後1時を過ぎています。乗り換えてナナ駅に戻る前に、ここで昼食を摂ることにしました。

 サイアムセンターに入り、上の方にある食堂街に行くと、ちょうど昼食時間帯とあって大混雑。しかしバンコクの食堂街は、いつでもどこでも満席みたいで、本当に人がいっぱいいます。(ただしよ〜く観察すると、中にはやはり不人気店もあるようです)

 何を食べようかと考え、なんとなくピザが食べたいと思ったので、ピザレストランと思われる「ピザカンパニー」というお店に入りましたが、なんだか若い人がものすごく多く、店内はうるさいうるさい。椅子に座ってその事に気がついたので、また出るわけにもいかずじっと我慢です。

 どうやらバンコクの若者向けのカジュアルピザ屋さんだったようです。「まあいいや。それじゃピザを食うぞ、と思ってメニューを見ると、1個1個のピザがやけにでかい。いろいろ頼んでみんなで食べるというスタイルのお店だということが分かりました。

 しょうがないので更に妥協して、結局「ミートボールスバゲッティ」を頼み、ついでにうるさいのが気にならないようにビールも注文。ビールを飲みながらいつものように読書。本に集中すればうるささも気になりません。

 ちなみに味はそこそこ良かったです。値段もスパゲッティは160Bで、地元の若い人たちにとっては、結構高いようにも思われるのですが、それだけバンコクの経済力も上がっているのかなと思われます。

 食事を終わり、再びBTSに乗ってナナ駅まで戻り、ホテルまで歩いて帰る途中にあるスーパーマーケットでお土産を購入しました。と言ってもチップスやチョコレートといった類の、体積は大きいけれど軽いものばかり購入。

 その袋を持ってぶらりぶらりと歩いてホテルへ、着いたのは3時チョイ前。当然部屋で休憩を兼ねた昼寝です。起きてからは再びホームページの下書き。更にゆっくりと風呂に入って夜遊びの準備ですが、時間はまだ5時過ぎ。

 「ヨシじゃあだいぶ疲れているからマッサージでも受けてこよう」と思い、先ずはホテルからトゥクトゥクを使ってナナ駅まで出て、そこから歩いてソイ12を10mほど入った右側の「キング&アイ スパマッサージ」へ。ここは場所が便利なのと、これまで悪い印象がないので、何回も利用しています。

 今日は1時間半のマッサージ(400B)をお願いしました。例によって、暗い雰囲気の中で足先から順に頭のてっぺんまでほぐしてもらいますが、あちこちの関節を曲げられるとかなり痛かったので、体が硬くなっているのがよく分かりました。

 すべて終了して、エレベーター前でチップの100Bを渡し、玄関先まで見送ってもらいます。毎度の事ながら体全体が少し軽くなった感じがします。

 時刻は夜の7時半。ちょうど夕食時間となり計算通りです。そのまま歩いてナナプラザ方面に向かいます。ただしナナプラザは通り過ぎて、その先の右側「バスストップ」というお店に入店。

 入り口で、メニューはどうかなと思ってみていると、妙に可愛らしいお姉さんが出てきて「こちらへどうぞ」と笑顔で言うので、その笑顔に引き寄せられて入店。メニューの事なんかすっかり忘れています。

 道路に近い、ちょっと背の高い椅子に座りますが、美形のお姉さんは客引きだけが仕事なのか、あっと言う間にどこかに消えてしまい、どうもうまくやられたなと内心苦笑いです。

 というわけで別のごく普通のお姉さんが持ってきてくれたメニューを詳細に眺め、当然ビール(ハイネケン)を頼み、食事の方は「ポークチョップ」というものを頼みました。
バスストップのポークチョップ
 道路側にはカウンターがあって、道行く人を眺めながら食べる細長いテーブルがあります。奥の方には厨房らしきものを取り囲むカウンターがあって、その両者の間に普通のテーブル席があります。

 ちなみに今改めてこのお店の詳細情報をネットで見てみたら、どうやら周辺に多数存在するバービヤと同じようなシステムがあって、要するに店員さんと話が合えば仲良くなれるみたいです。

 そんな雰囲気はまったく感じませんでしたので、おじさんは店員さんから見ると対象外だったのかもしれません。

 もっともビールを飲みながらひたすら読書に勤しむちょっと変なおじさんには声をかけずらいとも思えます。

 ちなみに料理の味は良かったです。柔らかいポークをしっかり食べて満足でした。付け合わせのフレンチフライがご飯の変わりになりましたが、ビールを飲みながら食べていたら充分満足できました。料金は300B前後だったと記憶しています。

 なおこの店の道をはさんだ向かい側に「茶茶」という日本食というか居酒屋さんというか、そういったこじんまりしたお店がありました。バスストップから中のお客さんの様子もよく見えましたが、欧米人の方が結構入っているのでびっくり。

 私が欧米人に混じって洋食レストランで食事をするのと同様に、欧米人も和食レストランで食事をしたいのかなと思いました。



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