第1日目 コンセントに悪戦苦闘
茶々で夕食

 風呂を出てメールチェックでもするかとパソコンを取りだし、電源を入れようとしたところ、プラグがコンセントに入らない。ご存じのように、タイのコンセントは三穴方式で、電圧は220V。

 パソコンの電源ケーブルに付いている変圧器の表示を見ると、100〜240Vとなっていますので電圧は問題なし。また過去の経験から三穴方式でも日本製の通常のプラグが入ることを知っています。

 ところがゴリゴリ押しても入らない。これには参りました。部屋のあちこちで試してみましたが、やはり入らない。これはもしかしたら特別なコンセントなのかと思い、ネットで調べようと思ったのですが、パソコンの電池そのものが心許ない。

 結局5分ぐらい格闘してギブアップ。プラグを持ってホテルのフロントに出向き、(こうゆう特別なときの表現が英語ではよく分かりません)、ともかくこいつがコンセントに入らないんだとお姉さんに力説。するとすぐに分かったようで、変換プラグを探してくれたのですが、そのプラグの先も私が持っているプラグと同じ形をしているので意味がありません。

 同じ形だから駄目だ、と再び話を繰り返すと、「じゃあすぐに係を部屋に向かわせるから待っててください」とのことで、いったん部屋へ。数分後ベルが鳴り係のお兄ちゃん登場。

 こいつを使いたいんだとプラグを示すと、お兄ちゃんは「入るはずだよ」という確信を持って、先ほど私が入れようとしたコンセントにそれこそものすごい力でゴリゴリ押し込んでいきます。

 どうやらコンセントも新しいのか、かなりの力で押し込まないと入らないと言うことが分かりました。そんな事したら壊れちゃうんじゃないの、と思えるぐらいの力ですから、ホテルの備品を壊しそうでとても私には出来ません。

 いずれにせよ、フロントの対応も素早く、お兄ちゃんは満足そうに笑顔で帰って行きました。つまらない事ですが、こんなことでホテルに好感が持てるかどうかが決まります。

 というわけで無事メールチェック終了。ちなみに無線LANの早さは実用的だと感じました。 

 さて時刻は現地時間7時半。日本時間なら9時半で、自宅にいたらそろそろ風呂に入って寝る準備でもするか、という時間なのですが、バンコクはこの時間ぐらいから深夜までが面白い。(早寝早起きの私には辛いのですが)

 とはいうもの、初日からタクシーを使って遠くまでいくのも面倒なので、裏口から出てソイ4の雰囲気を確かめながら、今回の旅行の行きたいお店候補の一つである「茶々」に行ってみる事にしました。

 エレベーターで1階に降り、右に進むと正面玄関で脇にフロントがあります。左に進むとタワー3の方へ抜ける裏道となり、こちらからソイ4に出られます。夜ソイ4から帰ってくると、フロントの前を通らなくて済む、というのが、一部の男性諸氏には嬉しい構造かもしれません。

 ちなみに宿泊客は欧米人と中東系が半々ぐらいで約8割ぐらい。残り2割ぐらいがアジア系(日本人、韓国人?)で、家族連れが結構多かったです。私のような独り者は少ない印象でした。

 ソイ4に出ると、目の前に「オムニ」というホテルがあります。夜遊びによく使われるホテルというイメージがありましたが、想像以上に立派なホテルでした。

 ホテルを見ながらぶらりぶらりとスクンビット通りの方に歩いていくと、あたりには例によって屋台があふれ、道はでこぼこ。空気は独特の匂いです。車道側にはタクシーとバイクが走り回っています。

 その間をゆるゆると歩いていくと、マッサージの店やオープンバーみたいな店が建ち並び、欧米人が道路を見ながらビールを飲んで談笑しています。

 その様子をこちらも観察しながらブラブラ歩いていくと、左側に前回食事をした「バス・ストップ」があり、そのほぼ正面に目指す「茶々」があります。

 店の前のメニューをチラチラッと見て、どうせ入るんだからと思い、ドアを開けて入店。女の子が4〜5名いて、「いらっしゃいませ〜」と割とまともな発音で声をかけてくれました。

 一人だよ、と1本指を立てると、そのまま奥の方のテーブル席に案内されましたが、店内は意外に奥の方に広い事に気がつきました。欧米系の店のように薄暗い感じではなく、照明もかなり明るいです。他の客さんは数組。もっと多いかと思っていました。

 すでに機内食を食べているので軽く食べようと思い、先ずはハイネケン。そして醤油ラーメン。ラーメンの味は割と本格的で良かったと思いますが、量が少ない感じ。チャーシューは本当の味がしました。それにしては値段が高い。お客さんが少ない理由が分かったような気がします。

 普通なら高くても300Bぐらいかなと思っていたのですが、税やらサービス料まで入れられて350B。これではお客さんが少ないはずだと思いました。(ラーメンそのものが190B)

 働いている女の子達も、場所柄なのかよく分かりませんが、何だか素っ気ない感じです。ただしこれは私の感覚ですから、そうは思わない方もいると思います。

 ともあれ、機内食後の夕食としてはちょうど良い量だったとも言えますから、あまり文句は言えません。でもたぶんあまり利用する機会はないだろうなと思っています。(茶々ファンの方がいたら申し訳ないです)

 さて食後はいよいよ夜遊びタイムです。



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