第2日目 一番人気の店で興ざめ

 MRTの構内を抜け、地上に出て右折。さらに右折して、いつもの喧噪を感じながら通りを歩き、一番奥の方にある日本人お馴染みの店へ。すでに店内は大混雑。人気ぶりがうかがえます。ビールを頼んで落ち着きます。

 すると以前話をしたことがある子がステージを終えてすぐ目の前に表れ、「座って良いか」と聞いてきます。割とおとなしい感じの子で、英語がそこそこ通じます。

 目の前では多数の子が踊っていますが、別に断る理由もなかったので、飲物を奢って雑談。

 「お客さんが多いけどみんな日本人?」と聞いてみると、「日本人が多いけど、他に韓国、中国、マレーシア、フィリピンのお客さんもいる」とのことで、東南アジア全体にこの店の人気が拡がっているようです。

 さらに少しシステムについて質問してみました。どこかのページで、この店についてはシステムが変更になり、女の子と一緒に出かけるためには、飲物を2杯以上奢らなくてはいけないという規則になったという噂を聞いていたからです。

 別に私がそうしたいと思っているわけではないのですが、こちらの意志とは無関係に勝手に飲物代を加算されるのは不愉快だなと思っていました。

 正直に聞いてみると、もしかしたら相手に寄るのかもしれませんが、どうやら本当のようです。女の子の飲物代がいくらぐらいなのか正確には知らないのですが、たぶん150〜200Bぐらいだと思います。

 話をしたくて、ゆっくりと寛ぎ、その間自然に飲物が空になりもう1杯ねだられる、という状況は当然あると思います。その時実際に奢るかどうかは客の判断です。

 しかし何らかのアクションをしたときに、勝手に頼んでもいない飲物料金が加算されてしまうというシステムは理解できません。

 入店したときにそう言ったシステムについて詳しい説明があれば、客も納得して支払うと思いますが、そうでもなく会計時にそれが分かるというのはトラブルの元です。

 人気のある店で、強気の経営を行っているのだと思いますが、今回はその経営姿勢に強い疑問を感じ、女の子に特に不満はありませんでしたが、説明を聞いて一気に興ざめ。早々に退散することにしました。

 経済がどんどん発展している国なので、実質的に物価がどんどん上がっていくのは残念なことですが、だからといって店が勝手にルール作りをして、それを説明することなく客に強要するようでは、いくら人気店と言っても、私はその方針が不愉快なので今後は行かないと思います。

 というわけで、アルコールが回った頭で、若干感情的になってしまったことを意識したので、「今日はもういいや」と判断。楽しく遊べないなら、疲れはたまっているし、さっさと帰って早く寝るべしです。

 時間的には早いので、のんびりBTSで帰ってきました。今回の旅行は夜遊びがちょっと不満足な結果になっています。



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