第4日目 チャオプラヤ川クルーズ
バスストップ

 何だか訳も分からず列に並んでいると、やがてオレンジ色の旗をつけたエクスプレスボートが到着。ようやく乗船かと思ったら、私が並んでいた列はツーリストボートの列でした。慌てて、エクスプレスの列に並び直しましたが時すでに遅し。

 ここから先は次の船、ということで無情にも列が分断。続いてツーリストボートが到着。桟橋付近に押し合いへし合いしていた群衆がようやく少し整理されました。

 さらに10分ほど待って、ようやく乗船。しかし待った甲斐があって、左側の窓側の席を確保。川の中を走り回る船と景色を見ながら、つかの間のクルージングを楽しみます。

 船内は立っている人も多く、その中をジャラジャラ、コインの音をさせながら集金のおばちゃんが回っています。

 みんな良心的に自分から申し出て払っていますが、黙っていれば分からないような雰囲気も感じます。
ワットアルン
 しかし乗船料は15B。日本円で50円しませんので、まあ普通は払うのが当たり前ですね。

 ワットアルン、王宮、カオサンという名だたる桟橋に止まるにつれお客さんは徐々に減っていき、残っているのは観光客ではなく、いわゆる地元の人です。

 私はクルントン橋まで乗船。この桟橋のすぐ横にある「カナーブナーム」というタイレストランに昼食を食べに行こうと思っていたのですが、船を下りてから営業していないことに気がつきました。近辺のレストランも昼間は営業していないようで、大きな誤算。

 再び戻ってくる船を待つしかないかなと思い桟橋に行き、ではどこで降りようかと地図を見たら、この桟橋からまっすぐ東に行けばBTSの「ビクトリーモニュメント駅」に行けることが分かりました。

 じゃあ面倒だからクルーズを楽しんだことにして、BTSで戻ってホテル近くのレストランで昼食にしようと、計画を変更。ちょっと歩いてタクシーを拾いやすそうな通りに行くと、ちょうど空車が来ましたので、そのまま乗車。

 実直そうな運転手さんで、安全運転。英語は分からないみたいでしたが、BTSの駅名は分かったみたいで、すぐにメーターを倒して出発、

 しかし市街に近づくに連れやはり渋滞が始まり、直線で行けるところを結局ジグザグに進む形で到着。この階段を上がれば駅ですよ、と指さして教えてくれたので「サンキュー」と答えて100Bを渡すと、細かくお釣りをくれようとしたので、「紙幣だけでいいですよ」と告げて下車。運転手さんも少しだけ嬉しそうでした。

 ビクトリーモニュメント駅近辺で食べても良かったのですが、レストランを物色するのが面倒だったので、一気にナナ駅まで戻り、結局ナナプラザ近くの「バスストップ」へ。

 通りを眺める席に陣取って、ビールを飲みながらポークリブにライスをつけてもらい約300B。夜は混雑している店ですが、昼間は馴染みの初老の欧米人のお客さんが多いように思えました。

 ほろ酔い加減でホテルに戻り昼寝。カーテンを閉めると真っ暗になり、ホテル内も静かなので、疲れもあり、あっと言う間に眠り込んでしまいます。



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