第4日目 「ザ・タッチ」でマッサージ

 夕方4時頃昼寝から起きて、「さてどうするか?」と考え、ここはやはりマッサージだろうと判断。急いでコンピューターを立ち上げ、この近辺のマッサージやさんを探してみると、プルンチット駅に行く手前の路地を左に入っていくと「ザ・タッチ」という店があることを発見。

 このお店は持参したガイドブック「歩くバンコク」にも紹介されていました。オシャレで清潔、技術もしっかりと書かれています。またネットの情報で、足、肩、背中のセットというコースがあって、これが人気と書かれています。

 コンピュータをやるせいか肩こりを感じているので、「まさにこのコースが良さそうだ」と思えました。時間は1時間で、値段は350B。この値段設定も微妙に良い感じ。

 早速デジカメやメモ帳、ガイドブック等を持って出発。マッサージ後はそのまま夕食そして夜遊び直行の予定です。例によってスクンビット通り間際までホテルのシャトルで送ってもらい、そこからプルンチット駅に向かいます。

 途中高架下の線路を渡って次の路地を左折。右側に高級そうなコンドミニアムかホテルのような建物がありました。それを眺めながら歩いていくと、左側に発見。

 入り口はちょっと奥まったところにあり、手前にマッサージのコースが書かれた看板。庶民的な雰囲気です。看板の間の通路を通り、入り口のドアを開けると、右側に受付があって、奥の方に7〜8台の大きなマッサージチェアが並べられていました。

 ほぼすべての椅子が欧米人の男女で埋まっていました。アジア系はまったくいません。受付の美女がメニューを見せてくれ、どれにするかを聞いてきます。

 私が予定通りメニューを見ながら「フット&ショルダー・・・・」とつぶやくと、やはり希望する人が多いのか、「これか?」と聞いてくるので、「そうだ」と答え受け付け終了。すぐ側にある椅子に座って待てと言われます。

 1分ほど待っていると、草履みたいなものが用意され、靴を脱いでこれに履き替えろとの指示。この辺りのやりとりはほとんどジェスチャーですが、何となく分かってしまうのが不思議です。

 靴から草履に履き替えると、「こちらに来い」、と担当者らしき美しいお姉さんが手招き。吸い寄せられるようにフラフラと近づいていくと、受付からは見えない部分に、やはりマッサージチェアが4台ほど並べられ、そこでは欧米人の若い大柄な女性がネイルサービスを受けていました。私はそのすぐ横に座らされたのですが、ちょっと居心地が悪かったです。

 やがて先ほどの担当のマッサージ師さんが、足を丁寧に洗い、マッサージ開始。当たり前ですが、すべての椅子に一人のマッサージ師さんがついていますので、結構な人数です。

 その中でも、私に付いてくれた方はかなり若くて美しい。つまらないことに喜びを感じてしまいました。美人はマッサージが下手という図式もあてはまらず、丁寧で心地よい力加減です。

 足先から始まってふくらはぎ付近まで丁寧に揉みほぐされましたが、途中で先の尖った棒で足の指先や指の股の間を突っついてきます。ツボだと思うのですが、これがなかなか気持ちが良かったです。こういうのは初めてでした。

 足が終わった後は肩。これが気持ちが良いです。しかしバリバリに硬くなっている肩ですから、マッサージ師さんは大変だったろうなあと思っていました。それでもかなりの力で揉んでくれ、握力は相当あるのではないかと思いました。

 肩が終わると、背中。この時は今まで足を伸ばしてのせていた椅子の方に移動し、マッサージ師さんに背中を向け座ります。その状態で肩甲骨やら背骨近辺をマッサージ。「これは効くなあ」と思っていると、ポンと背中を叩かれて「フィニッシュ」と小声で言います。

 そのまま受付前の椅子に移動すると、お茶を用意してくれます。飲み終わると靴も用意され、受付で会計。350Bです。支払いを終えると出口付近に担当のマッサージ師さんが待機していて、入り口のドアを開けてくれます。このタイミングでチップを100B渡しました。

 今まで利用したお店の中では、ここが一番雰囲気や値段、技術が良かったように思います。その次がソイ12にある「キング&アイ」。ソイ11のレインツリーも高級感があって良かったのですが、値段がちょっと高い。

 欧米人の間では結構人気の店なのかなと言う印象を受けました。初めてでもお勧めできる店だと思います。

 店を出てBTSに乗車。昨晩の計画通りタニヤに向かいます。時刻は6時。4拍5日。短期旅行の夜遊び最終日です。先ずは夕食です。



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