第3日目 「山葵庵」で昼食後マッサージ

 時刻は1時。「KOTO」で昼食を食べても良かったのですが、折角の機会なのでトンロー方面に戻りながら、適当な店に入ってみようと考え、ぶらりぶらりと来た道を引き返します。

 すると「グランド・タワーイン」という比較的大きなホテルが右側にあって、そのホテルに入っていく路地のような道の正面に、和食の「山葵庵」という店を発見。

 まだ出来たばかりの店のようで、きれい且つ高級和食の雰囲気ですが、バンコクでは高級料理店で食べても、ランチならビールを飲んでもだいたい800B以内で収まることが分かってきましたので、店頭に出ていたメニューをちょっと確認して入店。
和食の山葵庵入り口
 「いらっしゃいませ〜」という元気な声に迎えられ、一人だけどと言いながら指を1本立てると、店の一番奥のカウンター席に案内されました。

 目の前に寿司ネタが並び、何やら高級そうな雰囲気ですが、メニューを見ると超高価というわけでもなさそう。熟慮の末「鉄火丼」を注文。

 この鉄火丼大変素晴らしかったです。最近日本では鮪が高くなってしまい、滅多に食べることはないので、ハワイやバンコクで食べるようになってしまいました。

 肉厚の切り身が10切れほど、たっぷりの酢飯の上に乗っかっています。カウンターだったので写真撮影を控えましたが、この丼の他に小鉢や小うどん、茶碗蒸し、味噌汁がお膳にのって運ばれてきました。

 量的にもかなり多かったのですが、美味しかったので頑張って完食。「ふ〜、うまかった〜」と密かにベルトを緩めて腹をさすっていると、なんとさらにアイスコーヒーとデザートが出てきました。

 さすがにデザートは無理だと思ったのでお断り。アイスコーヒー飲んで、ゆっくり読書をして会計が375B。昼食で200B以上は高いなと言う感触もありますが、それを充分上回る味と量でした。落ち着いて食べられる良い店だと思います。

 いやはやまだまだ美味しい店がいっぱいあるんだなという当たり前の感想を持ちながらトンロー駅からBTSでスクンビット駅へ。

 時間はまだ2時で、何故かあまり眠気もなかったので、マッサージを受けることにしました。目的地はすでに数回利用している「キング&アイ・マッサージ」というところで、ソイ12に入って10mほど歩いた右側が入り口です。

 中にはいると、大柄な欧米人がカウンターの前に陣取ってメニューを選んでいましたが、ともかく幅がでかい。私が入り込む隙がまったくありません。

 ここのカウンターはちょっと狭いので尚更ですが、私が横から覗き込んでいたら、ようやくその存在に気がついたようで、ちょっと横に寄ってくれました。

 「サンキュー」と言いつつメニューを眺め、通常の古式マッサージ90分を選択。欧米人もどうやらようやくメニューが決まったらしく、すぐ横の階段を上がって2階に消えていきました。

 その場でしばらく待っていると、案内の女性が表れ、エレベーター前まで誘導してくれますが、この人はマッサージ師さんではないようです。エレベーターに一緒に乗り込んで4階か5階に到着。ここで今日マッサージをしてくれる方に引き継がれます。

 促されるままに進んでいくと、先ほどの欧米人の隣でした。カーテンみたいなもので仕切られているので覗くことは出来ませんが、マッサージ中のうめき声?が聞こえてきます。

 着替えを渡され着替えをして貴重品をバッグに入れ、枕元に置いて待っていると、まもなくマッサージ開始。いつものように足の爪先からふくらはぎ、太ももというように、徐々にその場所が上半身に移動していきます。

 途中体を捻るところで、かなり体が硬くなっていて、思わず「いてて」という声が出て笑われました。

 マッサージが腕に移動する頃、なんとお隣からは鼾が聞こえてきました。あまりの気持ちよさに寝てしまったのでしょうか?あの体型ではマッサージをしようにも、脂肪をつまむ程度の事しかできないだろうなあと思います。

 対するに私はやせ形ですから、力加減がびんびん伝わってきて、とてものんびり寝ているどころではありません。ただ気持ちがよいことは確かです。

 終了間際に背筋を思いっきり伸ばしてもらいスッキリしました。お茶を飲んで着替えて通路に出ると、先ほどのマッサージ師さんが待っていて、エレベーターに誘導してくれます。

 途中お隣の欧米人をチラッと見ましたが、タオルケットをかけられて、マッサージ無しで爆睡中。言葉は悪いですが、トドが寝ている感じ。心の中で微笑んで、エレベーター前でチップを100B。ちなみに料金は400Bです。



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