第3日目 コヨーテイーダンスに驚愕

 しばらくステージを眺めていましたが、比較的しっかりとダンスをする子が多いなと感じました。2杯目のビールを頼む頃その理由が判明。

 ダンサーがー一斉に入れ替わったと思ったら、いきなり激しいダンス。これにはびっくり。いわゆるコヨーテイーと呼ばれている女の子達ですが、それまでとダンスのレベルが全然違う

 どうやらこの子達のダンスにさきほどの子達も動きを触発されているのではないかと思えます。

 8人ぐらいのグループだったと思いますが、ホットパンツ姿で、それまでのゴーゴーダンサーよりも少しばかり背が高い上に、ともかくよく動きます。

 特にその中に二入だけとびきりダンスが激しく、そしてうまい子がいました。さらにその内の一人は私好み。1曲終わった瞬間周囲の欧米人から思わず拍手が聞こえてきて、私も追随。ゴーゴーでダンス終了時に拍手を聞いたのは初めてのような気がします。

 数曲踊っている最中に、私が良いなと思った子がこちらを向いて、目があった瞬間ニコッと笑い、すぐにダンスに没頭。「これはスゴイ!、こんなダンスをたかだか50Bのビールで間近に見られるなんて」と内心興奮気味です。

 こうゆうとき、その興奮を素直に表せるのが欧米人の強さですね。拍手をしたり、自分でも上半身を動かしたりと、見るからに陽気です。

 そこへいくと私はシャイな日本のおじさんですから、せいぜいがニコッとするぐらいで、ダンサーとしては目があっても張り合いがないだろうなと思います。

 それにしてもスゴイ!この子は側に来てくれるんだろうか?なんてことを思いながら、酔った勢いで試しにちょっとおいでおいでをしてみました。すると、このエレクトリックブルーは、ソファーとステージの間に小さなテーブルがあるのですが、そこに乗り移って私の目の前でダンスを披露。

 目の前1mで好みの子が、激しく踊ってくれて、これにはさすがにびっくり。しばらくビールを飲むのも忘れ完璧に見とれていました。

 やがてダンサー交代の時間がやってきましたが、前で踊っていた子は、他に呼ぶ人がいなかったのか横に来て少し話が出来ました。

 これはラッキーだ。と思いつつ話を始めたのですが、その様子を見ていたウエイトレスさんがいきなり何か紙に書いたメニューを持ってきました。

 チラッとしか見ませんでしたが、どうやら一緒に出かけるときの料金表示のようで、私はこういったコヨーテイーの女の子達にはそのような連れ出し要求は出来ないから安心して側に呼べると思っていたのですが、どうやらシステムが違っていたようです。

 というわけで、折角飲物を奢って話をしようと思ったところで、私があっと言う間に差し出されたメニューを断ったため、横に来てくれた女の子も、飲物以上の稼ぎは得られないと判断したのか、ろくな話をする時間もないうちに側を離れていってしまいました。残念。でも離れ際にダンスに対するチップは少し渡しました。
BTSから見えるタニヤの看板
 まあちょっと話をしたかっただけで、大胆なダンスが見られただけで充分です。

 しかしウエイトレスさんの横やりがなければ、もう少し話が出来たのになと思ったことは確かです。

 というわけで、それを機に退店。時間はまだ9時半ぐらい。BTSのサラディーン駅のホームからタニヤの看板を撮影。

 サイアム駅で乗り換え、ナナに戻ったついでにナナプラザの「レインボー1」へ。しかし特に印象に残ることもなく、ビールを1本飲んでホテルに戻りました。

 寝たのは11時ですが、まぶたの裏に感動したダンスの姿がチラチラしていました。

 名前を聞いたのにメモもせず、その後レインボー1に寄っている内に忘れてしまった事に悔いが残りました。



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