第4日目 夕食は「徳利」

 水トカゲを見て公園を出る帰り道、集会はさらに盛り上がっていましたが、何のことやら分からないので、そのまま素通り。

 今度は地下鉄MRTに乗り、スクンビット駅へ。さらに乗り換えてまたしてもトンローへ。お昼は昨日訪れた漫画喫茶「KOTO」に決定。理由は単にマンガを読み残していたからです。

 昨日と同じ道を歩いて店内へ。奧のカウンターでカレー180Bを注文。この日は混んでいました。早速座り込んで続きのマンガを物色し、席に戻るとすぐにカレーが運ばれてきました。

 普通のカレーですが、日本人向けのいわゆる大衆カレーと言っても良いのではないでしょうか。カレーを一口食べ、マンガを読みというのを繰り返しておよそ1時間半。

 店を出て再びBTSに乗りナナ駅に戻り、歩いてホテルへ。時刻は午後3時。シャワーを浴びて昼寝。起きたら5時。1日が飛ぶように過ぎていきます。

 部屋でちょっと休憩後、夕食場所を考えながら、ぶらりぶらりとソイ11を歩きます。すでに通り沿いのテーブルでは欧米人がビールを飲んだり軽食を摂ったりしています。

 それを横目で見ながら歩きますが、やはり夕食は和食かなというイメージがあり、結局スクンビット通りを出て右折。ソイ5を右折し、100mほど歩いた右側にある「徳利」へ。

 ドアを開けて「いらっしゃいませ〜」の声に迎えられましたが、「あれ?以前と何か感じが違う!」と思いつつ入店。店内の構造は変わっていないので、「何が違うんだろう」と疑問に思いつついつものようにカウンターに座ります。

 するとカウンターの上に以前無かった?と思われる寿司ダネのケースがあり、さらに年配のマスターと思われる方が一生懸命料理を作っています。

 さらに以前見かけたお姉さんの他に、新たに2人ぐらいお姉さんが増え、店内を忙しそうに動き回っていますが、その動きがどこかぎこちない。

 以前からいたお姉さんがビールをついでくれ、「お店の経営者が変わりました」と、そっと耳打ち。「へえ〜そうっだたのか。それで何となく違和感があったんだ」と納得。

 確かにメニューも大衆居酒屋風のメニューが無くなってしまい、和食レストラン指向のメニューに変わっていました。ちょこっとつまみを食べながらお姉さんとお話をする、という雰囲気ではないようです。

 いつ変更になったのかは分かりませんが、マスターと思しき人はテキパキと指示を出しています。ただその指示を受けた従業員さんたちの動きが、なんかぎくしゃくしていて互いの連携もいまいち。古くからいるお姉さんも、なんかやりにくそうでした。

 メニューを見て、先ずはビールを注文。おつまみ類が減ってしまったので、「ヤキトリ」と、昨日の昼食で美味しかった「鉄火丼」を思い出し、ここでは「海鮮丼」を注文。

 ビールを飲みながら待っていると、いきなり海鮮丼が目の前に。ビールを飲みながら「ヤキトリ」を食べて、それからじっくり海鮮丼を平らげようと思ったのに当てがはずれました。

 しょうがないので、「ヤキトリ」はいつ出来ますか?もしまだ取りかかっていないようならキャンセルしたいんですけど」といつものお姉さんに告げると、カウンター右奧の調理場を覗き込んで、料理の進行具合を見ています。

 私の席からも見えたので一緒になって覗き込むと、まったく焼いている様子がない。というわけで、お姉さんも状況を理解したようで、レジまで行って注文をキャンセルしてくれました。

 奧の調理場で働いているのは、若いタイ人のお兄さんだと思いますが、やはり連携が悪いようで、私が半分ぐらい海鮮丼を食べ終わった頃、突然串を持ち出して、肉を差し始めましたので、あのまま頼んでいたらどうなったかとちょっと唖然としました。

 マスターの手際は良いものの(海鮮丼はマスターの仕事です)、それ以外のスタッフがまったく進行状況を理解せず、場当たり的に仕事をしているように見えました。スタッフが慣れるまでちょっと時間がかかりそうです。

 ただし海鮮丼はおしかったです。味は和食レストランの味です。お酒を飲んでぐだぐだお姉さんと話をすることよりも、カップルできてのんびり食べて飲むという雰囲気の店に変わったように思います。

 結局、ビール大と海鮮丼で475Bというのが、この日の夕食代となりました。つまみを食べなかった分ちょっと物足りなく感じましたが、ある意味腹八分目になったとも言えます。

 「徳利」を出て、この日の夜遊びをどうするか。ナナ、カウボーイ、パッポンと一通り周り、明日の夜は明後日が帰国日ですからあまりゆっくり出来ないなと考え、だとしたら、この3日間で回ったところのいいとこ取りをしようかと、先ずはBTSでカウボーイへ。



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