第5日目 「チョクチャイステーキハウス」

 ウエスティングランデを出て、「まいったなあ〜、どうしよう」と思い、いっそのことカウボーイの端っこにある「オールドダッチ」にでも行くかと思ったのですが、そこまで考えて「そう言えばこの先に「チョクチャイステーキハウス」があったな」と思い出しました。

 「よし、最終日の夜は肉だ」と考え、MRTの地下道を通り、カウボーイの道を横切り、アソーク通りを北上。時刻は7時50分。

 カウボーイの先の歩道はちょっと薄暗くて危険な雰囲気もありますが、そこそこ人通りもあります。そんな歩道を歩いていると、目の前の路上にワゴンが2台停車。

 そこから若い女の子がワラワラと降りてきて集まっています。何事かと暗がりの中を透かし見ていたのですが、どうやらゴーゴーに出勤する女の子達の送迎用のバンだったようです。

 ゴーゴーに来ている女の子達は、あの派手なメークや服装でBTSやMRTに乗って出勤しているのかなと思っていたのですが、どうやらこうゆう送迎もあるみたいですね。これなら交通費もかかりません。

 さて10数名の女の子集団を通り過ぎ、シノタイタワーのある角を右折。左側に「老山東」という中国料理店があり、ここも入ってみたいお店の一つだったので、ここにしようかと若干の迷いが生じましたが、この通りの交通量がやけに多く、道を横断することが出来ず諦めました。

 右折後しばらく歩くと左側に「プラサミットプラザ」という建物があり、ここの1階にステーキハウスがあります。バンコクに通い始めた頃1回だけ利用したのですが、その頃は料理の値段と量の関係が分からず、不相応な量の料理を頼んでしまいギブアップしたことをまだ覚えています。

 今回はそのリベンジも兼ねています。入り口でかつて頼んだビーフシチューがあることを確認して入店。お客は欧米人の5〜6人のグループが一組だけ。場所柄ターミナル21が出来たこともあって苦戦していると思われます。

 そのせいか窓ぎわの良い席に案内され先ずはビール。そしてかつて食べきれずに残してしまったビーフシチューを注文。ライス付きなのでこれで充分と考えました。お店としては儲けが少なく張り合いがなかったかもしれません。

チョクチャイステーキハウスのシチューセットのご飯
チョクチャイステーキハウスのシチューセットのシチュー

 今回は控えめに頼んだので、ゆっくりと食べ完食。シチューの肉が前回よりちょっと硬くなったように感じましたがおいしかったです。料金が380B。満足できました。

 店を出て、最後の夜だからと思ってソイ23を歩いてカウボーイへ。次回のために、少し違った店も見ておこうかと思い、パッポンのコヨーテイーのダンスに感動したこともあり「カウボーイ2」へ初めて入ってみました。

 しかし確かにゴーゴーの子達よりも踊ってはいるものの、あまり覇気は感じられず、「こんなもんか」という印象を持ちました。ビール1本120Bで退散。

 次に「スージーウォン」というお店に入りましたが、ここはちょっとびっくり。私には刺激が強すぎるというか、好みではないなと思いました。

 ここもビール1本を飲んで退散。刺激が強い分、値段も高くて180B。

 さらに試しにと思い「バカラ」に近づきましたが、特に入り口で飲物を強要されることもなく入ることが出来ました。しかし中を見て唖然。女の子も客も明らかに定員オーバー。入り込む余地がなさそう。

 だから強要されなかったのかと納得しつつ、すぐにそのまま出てきてしまいました。しかしあの過熱ぶりは異常ですね。いくら可愛い子が多いからと言って、あすこまで混雑するのは、私には理解できません。

 さらに「ライトハウス」「キッス」等も覗いてみましたが、とにかくお客さんがいない。女の子はいるのでのんびりは出来るかもしれませんが、意志を強く持たないとたかられそうです。

 というわけで結局「シャーク」に落ち着きましたが、目当ての子は今日は欠席。いつものウエイトレスさんに飲物を奢って、また来るねと伝えて退店。「まあこんなもんか」と思いつつBTSでホテルへ戻って11時。フロントでモーニングコールを頼んで急いでパッキングです。



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