第6日目 安全運転のタクシーで空港へ

 5時10分に起きました。顔を洗っているとモーニングコール。「サンキュー」と答えて最後のパッキング。再度すべての棚をチェックし忘れ物の確認。

 部屋を出てフロントへ。冷蔵庫で唯一1本だけ飲んだホテルのビール代80Bを支払いました。

 精算を終え出口に向かうとドアマンがいつもにこやかに私を迎えてくれる人で、「タクシーは必要?」と聞いてきました。

 今回私はホテルで呼んでもらうと、何故か400Bとか500Bとかで行くことが多いので、自力でスクンビット通り方面に歩きながら流しのタクシーを捕まえようと思っていました。

 こんな早朝から流しのタクシーが走っているのかということもちょっと不安だったので、起きてすぐ部屋の窓から見える通りを1分ほど眺めたのですが、その時すでに赤い空車マークの付いたタクシーが走っていることを確認していたので安心していました。

 ただ折角のドアマンの好意だと思ったので、「メータータクシーを呼べますか?」と聞いてみると、すぐにホテル前のタクシーに「メーター、エアポート?」とか叫んでいるので、それを確認して乗車。

 しかし乗り込んでもすぐにメーターのスイッチを押す雰囲気がなかったので、再度運転手さんに直接「メーター?」と伝えると、「ハイウェー?」と逆に聞かれましたので「イエス」と返答。

 するとメーターのスイッチを押して走り出したので、要するにメーターで行くならハイウェーを走って素早く往復し、また空港までの客を乗せようという計画なのかなと感じました。

 それでも少しだけ不信感を覚えました。しかしとりあえずメーターは順調に動いているようなので静観。タクシーは予想通りソイ11の突き当たりのセブンイレブンの前をそのまままっすぐ通過し、ソイ3に出るようでした。

 ハイウェーの料金所が近づいたところで、運転手さんが「マネー」と言うので100Bを渡します。お釣りをどうするのかなと思っていたら、そのまま握りしめて、次の料金所でそこから支払い。そのお釣りを渡してくれました。

 「あれ?思ったよりずっと良い運転手さんなのでは?」とようやく不安が解消。高速に入っても、珍しく時速100kmの定速安全運転で、傍らをビュンビュン他のタクシーが追い抜いていきますが、かたくなに走行車線を安全運転

 「こりゃ良い運転手さんだ」と思いつつ空港へ。出発ゲートが近づいたところで「チャイナエアラインヘ」と告げると、一生懸命探してくれて無事到着。

 高速代が75B。メーターの料金は空港直前まで200Bでしたが、ゲートに到着したとき220Bになっていました。普通に渋滞無しでソイ11から空港までタクシーで来ると、220Bなんだなと言うことがよく分かりました。

チャイナのラウンジで朝食
チャイナのラウンジで朝食


 空港から来る場合は、高速代75Bと空港使用料50Bが加わりますので、一番安くて345B。これが基準になるなと感じました。

 ちなみに支払いは20Bほど加算して、「安全運転ありがとう」と言うと、嬉しそうな笑顔が返って来ました。

 タクシーを降りてスーツケースをころがして建物に向かうのですが、何やら新しい回転する柵ができていました。

 タクシー側から空港の建物に向かうことは出来ますが、反対側からタクシーを降りる場所に向かうことは出来ません。

 新しいシステムのようですが、要はこの場所からタクシーに乗り込もうとする人を防止する柵のようです。

 柵の側には係員さんがいて、不正な通り抜けを見張っています。

 空港到着6時15分。チェックインカウンターはエコノミー席の方もまだあまり混んでいませんでしたが、例によってプライオリティのカウンターで手続。

 数分で終了して新しくできた上階の手荷物検査へ。ここではベルト、上着、財布、時計等すべてはずすよう指示されました。特に問題なく、再び下に降りて出国審査。ここもあっと言う間に通過し、6時50分頃チャイナのラウンジに到着。

 先客は1名。写真のような簡単な朝食を食べ寛ぎます。



トップページヘ 9回目バンコク 台北空港へ