第4日 シャークで羽を伸ばす

 続きです。「移動している間に時間が経過するからカウボーイ」か、と思い、シーロム駅へ。夜遊び目当てとはいえ、タクシーはあまり使わないので、バンコクに来ると実によく歩きます。

 おかげで、来る前に違和感を覚えていた腰痛も、暖かいこととウォーキングの影響か徐々に軽減。歩くこと、長い階段を上ることは大事だなとつくづく思わされました。

 8時過ぎにカウボーイ着。たまには違う店に入ろうと思い選んだのが「ライトハウス」。「シャーク」の姉妹店のようです。

 呼び込みの女の子の「見るだけ〜」という甘い囁きに惹かれて入店。何とも情けない理由です。

 しかし「見るだけ」といっても「見るものがない!」。確かに女の子はいましたが、私の好みとは合わない。しかも人数も4〜5名。

 こりゃダメだと思っていたら、2日目に「シャーク」で私に寄ってきて飲物を奢った子が再び目の前に現れてびっくり。話を聞いてみると「シャーク」と「ライトハウス」を曜日によって行き来しているとの事でした。

 しかし2日目同様話すことがないので、横にいられても困惑するだけ。今回はちょっと邪険かなと思いましたが、そのままビールを1杯飲んで退店。

 寄ってくるだけ良いじゃないかと言われそうですが、目的が見え見えなので私としては困るだけです。食事ぐらいならと思わないでもないのですが、コミュニケーションがほとんどとれないので、食べていても面白くないだろうなと思えてしまいます。

 店を出て「さて、どうするか?」と考えたのですが、再びBTSに乗ってナナに行くのは、ホテルへの帰りが面倒そうなので、今日はともかくカウボーイだと決断。

 時刻は9時近く。ゴーゴーとしてはまだ開店したばっかりという時間帯ですが、私にとっては後1〜2時間で夜遊びは終了です。

 というわけで、結局慣れ親しんだ「シャーク」へ。前述の子が「ライトハウス」にいるなら、他の子を探すことが出来るなと言うさもしい?感情もあります。

 入店するとすぐに奥の方に案内されましたが、移動途中でダンサーの入れ替わりがあり、ちょうどステージに上がろうとしている女の子の中に、前回11月の旅行で多少うち解けることが出来た子がいました。

 うち解けると言っても親子ほど年齢が離れていますから、まあポツリポツリと会話が続く程度ですが、まあ可愛らしいのでヨシとします。

 この子が踊る(と言ってもゆらゆらしているだけですが)姿をボ〜っと眺めながらビールを飲んでいると、時々こちらを見つめて微笑んできます。この瞬間を求めに通っているようなもんだなといつも思います。

 ダンサー交代の時間となり、すぐに私の左横に座り込んで飲物の注文。一緒になって話をしていると、今度はその子の友達というのが右側に来ました。

 この子は、すぐに私の右手をとって手のひらをマッサージ。これがまたすごく気持ちがよい。この気持ちの良さはなかなか得難い物なので、そのまま飲物を奢ってしまいます。(それが狙いのマッサージだと言うことも分かっています)

 すると今度はその子のまた友達というのが来て、腕を揉みほぐしてくれます。というわけでこの子にも1杯飲物を奢ります。ちょっとこの日は旧友?に会えたせいか、うれしくなって気分的にハイになっていました。

 こうゆう状況はウエイトレスさんもよく見ていて、「この客は儲かる」と思うのか、私にも奢れという攻撃が強くなります。

 しかしマッサージをしてくれる女の子はともかく、ウエイトレスの女の子は何をするでもなくタカリに来るだけですから、ここは毅然として笑いながらダメを連発。

 これははっきり言わないとキリがないです。しかもそういった奢り方をしていると、酔っているせいもあり、段々と会計も怪しくなり、多少ふっかけられても分からなくなってしまいます。

 金が無尽蔵にあるなら別ですが、限られた資金で楽しく遊ぶためにはどこかで線引きも必要です。駄目なときはダメとはっきり言わなくてはいけません。

  しばらくしてまたダンサー交代という時間になりましたので、それを機にお別れ。それぞれに少量ずつチップを渡し退店。これで私の遊びとしては充分満足です。たぶん料金はチップを含めて1000Bぐらいだった思います。

 ホテル到着10時半でした。



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