第7日目 最終日もやっぱり 

エレクトリックブルー

 「うまかった〜」と腹をさすりながら店を出て向かったのは「エレクトリックブルー」。明日の早朝が帰国なので、あまり遅くまで遊んでいられないという気持ちがあります。

 また昨晩の印象が良かったので、やはり「この日も」という期待感もあります。他の店はなしにして、ひたすらのんびりしよう、という気持ちでしょうか。

 昨日はママさんやウエイトレスさんに予算の関係もあり若干邪険にしてしまいましたが、今日は最終日ですから関係維持のためにも奢っておこうという気持ちもあります。

 バダビンやピンクパンサーの方も気にはなりましたが、ある程度相性の良い子が見つかった以上、決め打ちになるのも当たり前かなと思います。

 以前レインボー2でも相性の良い子がいたのですが、数ヵ月後に行ったらすでに退職?がっかりしたことを覚えていますが、長く勤める子と、あっという間にいなくなってしまう子がいるようです。

 (レインボーの子は数年間続いていたようですが)

 まあ当たり前ですが、時の経過とともに年齢も増し、それとともに体の線が徐々に崩れたり、容貌が変わってきたりすれば、呼んでくれるお客さんも減ります。

 そうなると稼ぎに直結しますから、違う仕事を探さざるを得ないということになるのかと思います。体調や家族の問題もあるかもしれません。

 ちなみに働いている子達の年齢層ですが、私が聞いた範囲では最低が19歳、最高が40歳というものでした。

 というわけで、呼び込みの子もすでに私の顔を覚えてくれて、さらに店内に入ると指名したこともないダンサーも笑顔で迎えてくれます。

 入って右側にいつも同じウエイトレスさんが待ち構えていて、今日もすぐにこれまでと同じ席に案内してくれました。時刻は8時半ぐらいでしょうか。

 昨日印象の良かった子は、今日はステージにいました。ステージ上からさりげなく挨拶をしてきます。

 こういう挨拶もおおっぴらにやる子とさりげなくやる子がいます。私はさりげないほうが好みです。笑顔とともに、ちょっと恥ずかしげに感じるような仕草もまたいいです。

 ステージが終わると、すぐに横に来ました。このときはお客さんも7分ぐらい入っていると思われましたが、指名はなかったようです。

 飲み物を奢って、今日は近づいてきたウエイトレスさんとママさんにも飲み物を奢ります。しかしこのママさんの仕事が不明。

 まあウエイトレスさんやダンサーを管理しているのかなと思われますが、暇ができると客に言い寄ったりして、しつこすぎると良い印象を受けません。

 仲良くしておくと何かと便宜を図ってくれるということが分かっているので、あまり邪険にするのもどうかと思うのですが、私自身に対するサービスは何もないのに飲み物だけ要求してくる場合は「ちょっとなあ〜」という気もします。

 というわけで、ある意味義理?で1杯だけ飲み物を奢って、あとは横の子とお話。「旅の指差し会話帳」持参です。

 家族のことや年齢(想像より若くてびっくり!)、住んでいるところを(田舎とバンコク市内の両方)を聞きました。

 まあ想像通り、北東部の貧しい地域の出身で、今住んでいるアパートもシェアしているそうですが、なんと家賃が月5000B以下だそうです。

 おどろいた顔をしたら、「環境が良くない」と教えてくれました。こういった身の上話を聞いていると、こんな若い子がこんなに苦労して、なんで私みたいなおじさんと付き合わなくてはいけないのかと、申し訳ない気持ちにもなります。

 一方で、こんな若い好みの子に横にいてもらえるのは、なんて恵まれた?環境なんだろうとも思え、頭の中で二つの思考が矛盾するのを感じていました。

 これは帰国後の今も続いていて、場合によっては寄付等で援助することはできないかとも考えています。(この子にではなく、タイの北部の子供たちに対してです)

 一方で遊んで、一方で寄付するなんて矛盾の極みだなと思いつつ、帰国後寄付サイトをネットで探したりしています。

 というわけで楽しかったバンコク一週間旅行もほぼ終了。10時半過ぎにホテルに戻り荷物整理。11時半就寝です。



トップページヘ 2014年3月バンコク 帰国