第2日目 夕食は「味彩ラーメン」

 スクンビット駅からカウボーイ側の出口を出て周り込んでいくと、時間はまだ6時過ぎなのに、両側のビアバーで多数の欧米人がビールを片手に談笑。

 いつも思うことですが、男同士でいったい何をそんなに話しているのか?話し下手な私には不思議でしょうがないです。

 まあそれでもよく見ると、チラホラ一人で新聞を読んだり、スマホをいじったりしている人もいます。

 そんな姿を横目で見ながら、一旦通りを抜けてソイ23に出て右折。30mぐらい歩いたところの左側に「味彩」というラーメン屋さんが新しくできています。

 外に置いてあるメニューを眺めた感想ですが、「結構強気な価格設定だな」という気がしました。それだけ味も良いのかと思わせますが、時間が早い事もあり、店内にほとんどお客さんが見あたりません。

 まあそれでも、ここからまた新たに店を探すのは面倒だし、一度は入ってみないと様子が分からないと思い、ドアをガラガラっと開けると、最近の日本のラーメン店に良くあるような、ヤケに元気の良い「いらっしゃいませ〜」という日本語に迎えられました。

 指示された席に座って、改めてメニューを眺め、頼んだものが「トンコツしょうゆラーメン」です。これが安い方のラーメンですが190Bもします。他は皆200B以上。

 ついでにハイネケンの小を頼みましたが、こちらは120B。内税方式なので、合計310B、日本円でほぼ1000円ですから、高級ラーメン店です。

 ちなみにメンは細くて、スープはとろっとした感触で濃厚。それでいてしつこくもないので、ラーメン好きの方は気に入るかもしれませんが麺の量は少なめです。

 私の場合は、庶民的なカウンター式のラーメン屋さんで食べる、ごく普通の醤油ラーメンや塩ラーメンの味に慣れているので、「おいしい」とは思いましたが、この価格だとまた食べたいと言うほどではないなと感じました。

 どちらかといえば、夜遊びをしたり、居酒屋で飲んだあと、最後にちょこっとラーメンで締めようと思ったとき使える店かなと言う感想を持ちました。また定食類もありましたので、こちらの方は昼食に使えるかもしれません。

 というわけで、取りあえず満足はしましたが、コストパフォーマンスがちょっと良くないなと独り言をぶつぶつ言いながら、再びカウボーイの通りを歩きますが、時間がまだ8時ぐらいなので、一部の店を除いて客も女の子もほとんどいません。

 盛り上がっているのは表のビアバーだけです。

 しょうがないので、そのまま地下鉄側に抜けて、さらにスクンビット通りの交差点を反対側に横断し、タクシーでナナへ向かうことにしました。

 ちなみに新しくなったタクシー料金ですが、新旧交代したという表示はないので、旧料金なのか新料金なのかよく分かりません。ただ以前より市街の移動で10〜20B余計にかかるなという印象はあります。

 一方、深夜を除いて昼間から料金を指定してくるような不良タクシーは減った印象を持ちました。ただしホテル近辺には相変わらず不良タクシーの運転手がいて声をかけてきます。

 今回はマンダリンホテル近辺によく見かけましたが、ホテルの室内の案内にも、そういったタクシーに関する注意書きが書かれていました。

 というわけで基本的に流しのタクシーを利用することになりますが、適当な場所で通りに立っていると、別に手を挙げなくてもさりげなく寄ってくる車も多いです。

 手を挙げて、後ろのドアを開けて行き先を告げて、「ウン」と頷いたら乗り込みますが、8割方の運転手さんが、何も言わなくてもメーターを使ってくれました。

 ただ夜11時以降になると交渉性に変わるタクシーも多いようです。電車がなくなる関係もあるかもしれません。また明らかに渋滞していると思われたり、停めた場所の方向が良くないと、乗車拒否や金額指定をしてくる場合が多いです。

 一般的には、市街の移動なら通常のメーター料金で100B以内です。深夜に料金を言ってくる運転手さんの中には、タニヤ近辺からサムヤーンのホテルまで、250Bなんて言う人もいました。もちろん拒否です。

 話を戻して、アソーク駅近辺から乗り込んだタクシーは、特に渋滞もなく10分ほどでナナプラザ前に到着。入り口右側の両替屋さんのレートを確認すると2700Bを切っていました。
 



トップページヘ 2014年12月バンコク ナナプラザへ