第2日目 「カントリーロード」

 Sさんとは、このサイトの掲示板で知り合い過去に1回だけお会いしただけですが、バンコクでの夜の飲み歩きで共通点が多いことが分かり意気投合。今回再び一緒に飲み歩くことが出来ました。

 ソイ23を歩き、左側に連なっているレストランをチェック。地元の人が利用すると思われる食堂のようなレストランが結構多いんだなと改めて確認。

 カウボーイの入り口まで来たので左折。その角が待ち合わせの「オールド・ダッチ」というオランダ料理のレストランです。

 カウボーイの通り沿いにオープンエアのテーブルが出ているので、そこで通りを眺めながら待ち合わせという予定でしたが、Sさんはすでにいらしていて、久しぶりの再会に双方思わず顔がほころびます。

 とりあえず近況や今後の旅行予定の情報を交換しながらビールで乾杯し軽く食事。Sさんはタイ語が話せるので、私が来るまでウエイトレスさんやウエイターさんと話しが弾んでいたようです。

 私はもともと無口な上、片言の英語のみなので、そこはニコニコ顔でカバーすることにしています。

 というわけで、食べながら、その後の動きを相談。とりあえず私はまだ経験がなかったので、カウボーイのアソーク通り側の角にある「カントリーロード」というライブミュージックをいつもガンガン鳴らしている店に行ってみる事にしました。

 店を出て、左右からの勧誘をにこやかに?かわしつつ反対側へ向かい、右側の青っぽいお店へ。

 初めて入る店ですが、少し高くなったテーブルと椅子があり、そこに気軽に腰掛けて飲みながら音楽を鑑賞するというスタイルの店です。

 Sさんに言わせると、「この店の音楽は我々の年代向きの音楽をやることが多い」とのことで入店したのですが、入ってみて分かったことは想像以上に音量が大きいこと。

 店内ではほとんど会話は不可能。タイ語が出来ればまだ何とか意思疎通が出来るのかもしれませんが、片言英語では「ハイネケン」と叫ぶのがやっとの状態です。

 一応私は自分自身ギターを弾いたりフルートを演奏したりしますので、そこそこの耳はあると思うのですが、それにしても音が大きすぎます。

 周囲は欧米人ばかりで、その音の大きさと迫力に酔いしれている雰囲気を感じましたが、「もしかしたら耳が悪いんじゃないか」とも思えました。

 それでも折角入った店ですから音楽を聞いていたのですが、音量がもう少し下がれば意外にうまいんじゃないかと思える演奏でした。あの演奏とボリュームなら、店の外のテーブルに座って聞いているのがちょうど良いのではと感じました。

 ちなみに注文をとってくれるウエイトレスさん達ですが、目元くっきりの可愛らしい子が一人いましたが、それ以外の子達で目立つ子はあまりいませんでした。

 ただどの子も愛想がよく、みんなニコニコしているので気持ちは癒されます。この癒しを求めてバンコクに来ているんだよなと再確認できました。

 なお上記の目元くっきりの美しい子は入店したての修行中だそうで、お客さんとの会話には参加しないそうです。Sさんが他のウエイトレスさんに尋ねてくれた答えです。

 というわけで、しばらく音楽を聞いていたのですが、そのうちバンドが交代となり、その交代時間が何やらタイ舞踊の練習タイムみたいで、従業員さん一同が一斉に指をそらせて手をくねくね動かし始めました。

 ノリの良い欧米人もそれを真似て踊りだしたりしていましたが、私には当初何が始まったのかまったく分からず困惑。

 やがてそれがタイ舞踊の真似事だと理解し、試しに動かしてみましたが、ただただ無骨な動きになるだけで、当たり前ですが従業員さんがやるような、美しく流れるような動きになりません。
 
 その後新しいバンドとなり演奏が始まりましたが、こちらはそれほどうまいとも感じられず、潮時だと判断。店を出ることに。料金はウエイトレスさんにも飲み物を奢ったりしていたので、300Bぐらいだと思います。



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