第4日目 パッポンからナナへ

 シーロムコンプレックスからそのままサラデーン駅を抜け、反対側に行って階段を下りてしばらく歩けばパッポン2の入り口です。

 右折して、左側のかばんやさんを見て、右側のゴーゴーの呼び込みを避けながら歩いていくと、右側に「エレクトリックブルー」があります。

 ちょっと早い時間帯(たぶん8時ぐらい?)でしたが、一応入ってみると、いつものウエイトレスさんがいて、私が行くといつも横に来る子が、「今日は休みだ」と教えてくれました。

 「そうかあ、じゃあ別の子でもいいかあ」と思ってステージを見たのですが、あまり興味を感じる子がいない。しかもステージ上の子も、私がいつも特定の子と飲んでいるのを知っているのか、ほとんどちょっかいをかけてきません。

 「こりゃ駄目だ」と思い、ビールを1本飲んで20分ほどで退散。店を出て右折。フードランドやドイツ料理レストランの「G's」の前を通り過ぎ、スラウォン通り側にある「ピンクパンサー」へ。

 この日は8時半だと言うのに結構盛況でびっくり。入り口付近で店全体を見回しても、いわゆる壁際のソファー席はほぼ満席。

 ウエイトレスさんに案内された場所が、奥のほうの丸テーブルと言うか、丸ステージの横にある椅子。そのステージの上では女の子が踊っています。

 しかしこの椅子からだとまさに見上げる感じ。「こりゃ疲れるな」と思って、もう少し遠くで踊っている子を見ますが、今度は視力がよくないので顔が良く見えない。

 しかしまあこの店にいる子は、割とみんな綺麗です。そうこうするうちに、ちょっとスレンダー系の、どう見ても私とは不釣合いな美しい子が横に来て、飲み物を奢ってほしいと言います。

 「どうするかな」と思ったのですが、この店ではあまり奢ることはないので(見てるだけで充分楽しいので)試しに「いいよ」と答えたのですが、飲みものを持って現れた後、会話が続かない。

 それども美しい子が横にいれば、ビールもそれなりにおいしいのですが、飲み物を奢ってもらった後は、安心したのか?あまり私には関心がなくなったようで、愛想も無し。

 というわけで、長居は無用と判断。向こうから寄ってきて、特にそれ以上の会話もなかったのでチップも無し。

 店を出てどうするか考えたのですが、名案は浮かばず、「じゃあ時間もまだ早いし、昨晩相性のよかった子が見つかったナナのレインボー3まで行ってみるか」と決断。

 早速タニヤ方面からBTSに乗ってナナへ。タクシーでも良かったのですが、パッポン方面からはどうも行きにくいようで遠回りになります。渋滞もあり、それならBTSだろうと言う判断です。

 というわけで、ナナ駅からいつもの道を歩き、今回はすぐにナナプラザ左側の階段を上がって「レインボー3」へ。

 この日は比較的空いていました。またしても昨日同様奥のほうの席に案内されましたが、ステージ上の女の子は皆後ろを向いています。

 「これでは昨日の子とは会えないかな」と思っていたら、柱の陰で踊っていた子がひょいと顔を出し、手を振ってきます。

 他愛もないことですが、「こういうのがうれしいです」。思わず手を振り替えして「飲み物飲もう」とジェスチャー。その頃には昨日お世話になったウェイトレスさんも近づいてきて、3人で乾杯。

 やはりほんの少しですが英語が通じるのはありがたい。この日は少し根掘り葉掘り片言英語でいろいろ聞きだしましたが、やはりイサーンの出身だそうです。

 家族の人数や職業等も分かる範囲で教えてもらい、なんかほのぼのとした気持ちになれましたが、この手のお店で働いている子の9割ぐらいはイサーン出身みたいですね。逆にイサーンと言う場所がどんなところなのか興味を感じてきました。

 ちょっと調べたら、バンコクからは長距離バスで、近くて4時間。国境近くになると10時間とか書かれていて「こりゃと手も行けないかな」とがっくり。ただ飛行機もあるみたいですね。新しい可能性としてちょっと興味が出てきました。

 というわけで、大満足の夜となりタクシーでホテルへ。このタクシーも割りと安全運転で、ホテルの場所もすぐに理解してくれて助かりました。

 エレクトリックブルーやピンクパンサーでは、「この日はだめか」とちょっと諦めムードだったのですが、最後に大逆転。満足して11時過ぎ就寝です。



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