第2日目 ブレズ薬局

 待ち時間が50分ほどあったので、階下の「ガゼボ」という店でドリンク休憩と読書。アイスグリーンティーが70Bでした。

 映画はもちろん英語で、会話の細かい部分は分からないのですが、そこそこ面白かったです。しかし毎度のことながら、なぜ艦長が率先して一番危険を冒す行動に出るのか?普通なら艦内で指揮を執ると思うのですが・・・。

 映画の筋はここでは書きませんが、攻撃を受けたエンタープライズが破壊され、惑星にばらばらになって降下。しかしなぜかうまくすべてのクルーが集結し、なおかつ昔の航宙艦まで見つかるという、ちょっと無理な筋書きでした。

  映画を見終わったのが7時、半ごろ。夕食の時間ですが、ターミナル21のようなレストラン街は混むので、スクンビット通りに出て、ブログには書きませんでしたが、「ブレズ薬局」という薬屋さんへ。目的は強精剤ではなく抗生物質です。誤解のないように。

 実は日本を出るとき軽い咳が出ていて、花粉のせいではないかなと思っていたのですが、旅行中の疲れで悪化したら嫌だなと思っていました。実際この日は疲れのせいか、少し痰も絡むようになり、海外旅行保険にははいっているものの、やはり旅行中に病院に行くのは面倒だなと思っていました。

 というわけで、咳止めは持参しているのですが、前回咳がひどくなった時に医者から処方された抗生物質の名前だけは控えきました。翌日からはパタヤに行くので、似たような薬があれば、買っておいて良いのではという判断です。

 ブレズ薬局と言うのは、日本人経営の薬局で日本語も通じると「歩くバンコク」に書いてありましたので、今後のためにそのことも確かめたいと思っていました。場所はスクンビット通り沿いでソイ19と23の間にあります。小さな薬局です。

 店に入ると、客が数名。受付の女の子に「日本語で」と伝えると、奥から若い男性があらわれたので、日本の医師が処方してくれた抗生剤の薬の名前を示して、「これと似たようなものがありますか」と聞いてみると、すぐにコンピューターで調べてくれて、「ある」と言うありがたい返事。

 ちなみに日本名は「クラリシッド」というもので、気管支系の抗生剤です。タイでは「Claron」と言う名称でしたが、驚いたのはその量。私が日本で服用したときは200mgのものを朝晩1回と言うことでした。

 ところがタイでは、大人用はなんと500mgだそうで、日本の2.5倍の物が普通に市販されているようです。で私に渡されたのが、1錠が250mgと書かれた子供用」です。値段が280B。

 ちなみに応対してくれた男性は、普通のお兄ちゃん風でしたが、日本人なのかタイ人なのか不明。ただ日本語は普通に読めるみたいでした。しかし発音はタイ語っぽい。タイの生活が長い日本人だったのでしょうか?

 というわけで「成分は同じです」と言う言葉を信じて購入。しかしこういった薬を海外で購入したのは初めてで、ある意味得体の知れない薬を、医者の処方もなく服用するのは結構勇気がいります。特に私はアレルギー持ちなので、どんな薬がどのような副作用を示すか予想ができません。

 夜服用して、深夜に変な副作用が出て、一人でベッドの上でもだえる、なんてことは避けたいです。しかし咳の症状が悪化したら、これまた旅行キャンセルの可能性もあり、この辺りはなかなか判断が難しいです。

 結局どうしたかと言えば、ホテルに戻って、購入した薬をパソコンで調べてみました。するとお兄ちゃんが言った通り、成分は同じだと言うことが私にも分かったので、早めの処置が良いだろうと判断し、服用することを決断。

 ただし、錠剤を半分に割って125mgを服用して様子を見ることにしました。結果ですが、効いている印象です。今これを書いているのは、パタヤで旅行4日目の夜7時です。

 服用を始めたのが2日目の夜で、125mgずつ、朝晩2回服用しましたが、咳はほとんどでなくなりました。寝る時間を増やして無理していない影響もあるとは思いますが、喉の違和感も減少し意外なほど効いているような気がします。

 今回は早めの判断で、うまくいったなと思いますが、加齢にともなって今後もこういったリスクが増えるんだろうなと思うと、ちょっと寂しいです。

 というわけで薬の服用のことを先に書いてしまいましたが、ブレズ薬局、確かに何かあったとき頼りになりそうです。そもそもここで抗生剤が手に入ったことで、万が一への不安も少し解消しました。これも精神的な支えになったきがします。

 さて夕食ですが、ブレズ薬局から再びBTSの高架に上がり、スクンビット通りの南側の歩道へ移動。こちらはあまり歩いてことがありません。「歩くバンコク」を見て、ソイ14のヘミングウェイという店に行ってみようと思っていました。

 ソイ14に着くと、かなり薄暗い通りです。ちょっと不安な場所だなと思いつつ30mほど歩くと左側に店を発見。暗い中でも、かなり高級感があります。欧米人特有のざわめきしか聞こえましたが、あまりの暗さに入店を断念。(私は本を読みたいので)



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