ワット・ムーン・ラーンでナーガを見学

 ターペー門を外側から内側に抜けると目の前左角に「ブラックキャニヨンコーヒー」の店がありました。右手にもカフェが見え、「へえ〜カフェが多いんだ」という印象。

 さらに右手のカフェの向こう側には、今回宿泊を検討した「ホテルMチェンマイ」も見えていました。レビュー評価がちょっと低かったので宿泊を断念したホテルですが、確かにターペー門から近くて利便性は抜群です。

 ただこれほど利便性が高いというのに宿泊料金がそれほど高くない(1500Bぐらい?)のは、やはり施設の老朽度とかサービスが少し落ちるのかなと思っていました。(確かめたわけではありません)

 カフェの雰囲気を眺めながら旧市街を東西に横断しているメインの通りを西に向かって歩きますが、目に入る情景は見たことのない風景ばかりですから興味は尽きません。

 右を見て、左を見て、さらに足元の凸凹に注意しながら進んでいくと100mほど歩いた右側に最初のお寺を発見。

 今回チェンマイまで来た第一目標は、タイの歴史を調べる中でお寺の存在を意識するようになったからで、「よし早速観光だ」と気合を入れて境内に入ります。

 タイのお寺は、拝観料を徴収するところと全く無料で自由に見学できるお寺があるようで、ここは無料。名前が「WAT MUEN LARN」(ワット・ムン・ラーン)と言います。



 これまでのバンコク旅行では、お寺を見ても「お寺かあ」と言う何の感想を持たないまま見学することが多かったのですが、今回は建物の様式や本堂入り口の両脇に飾られている「ナーガ神」という蛇の神様に関心を感じていました。

 ナーガ神というのは、ウィキペディアに寄ればインド神話に起源をもつ蛇の精霊もしくは蛇神のことです。その姿は7つの頭を持つ神だったり、1頭の龍を思わせるような形だったりします。

 元々はコブラを神格化したもののようですが、中国に伝わると、コブラがいない中国で龍という形になったようです。

 ではどうして私がこのナーガに関心を持つようになったかと言えば、理由は単純。私が蛇年生まれだからで、なんとなく親近感を覚えたからです。

 また私が生まれた曜日は土曜日で、この守護神も蛇や龍となっていて、お寺の片隅に誕生日の曜日別に飾られている仏像を見ると、仏様の後ろに7頭のナーガが控えている仏像が多いです。

 また実際に見かけるナーガの像は本殿への階段脇に設置されてご本尊を守る意思を示しているように感じられ、その雰囲気が私の性格に合っているなと感じています。

 てなわけで「今回の旅行ではあちこちでナーガを見るぞ」と気合を入れていました。そして境内に入ってすぐにナーガを発見。

ワット・ムン・ラーンのナーガ

 本殿に入る5〜6段の階段脇にいます。

ワット・ムン・ラーンのナーガ

 あらためて顔つきをしげしげと眺めて撮影。精悍な顔つきをしています。このお寺はそれほど有名ではないようで参拝客もあまりいませんでしたので、逆にゆっくり観察することができました。

 ナーガ像をゆっくり眺めて、傍らの階段で靴を脱いで本殿内へ入ろうと思ったのですが、どうやら修復中の様で入れません。裏手に回ると歴史を感じさせる仏塔がありました。

ワット・ムーン・ラーンの仏塔


 一通り眺めて再び通りに出て西に向かいます。



ワット・パンオン、三人の大王像


2019年8月の旅行


トップページヘ