第7日目 王宮へ 

 明日が帰国日です。朝7時に起きて身支度を整え朝食会場へ。いつものようにコーヒーを頼んで、これでしばらくこのホテルの朝食ともお別れだと思ったので、今日はオムレツをお願いしました。

エータスルンピニの朝食

 食後部屋でブログを書いたりして過ごし、9時ごろ出発。向かったのが王宮。最初はフワランポーン駅まで行って、そこからタクシーにしようかと思いましたが、なんだか面倒になってサナームチャイ駅へ。

 出口を出ると、この日は王宮方面の道も空いていました。「ラッキー」と思って、すぐにやってきたタクシーに乗車。40B、5分ぐらいで到着。

 ただし到着したのは入り口の門の前ではなく、サナームチャイ通りの角。どうやら王宮入り口近辺は通行止めとなっているようで、たくさんの観光客が入り口前の広い通りを歩いています。

 「へえ〜、いつからこうなったんだろう?」と思いながら歩きましたが、もしかしたら皇室行事の関係で、臨時的処置だったのかもしれません。

 しかし開門まじかの時間帯で、ともかく団体客が多いように見えます。しかも見た目というか話し声から推定すると、8割ぐらいは中国系。

 以前は欧米系観光客も多数見られましたが、今回はともかく中国系が圧倒的。旗を持ったガイドさんの周りに20〜30人ぐらい集まっていて、正直なところ、うるさいし、道の途中で説明を始めるので邪魔。

 ようやく入り口の門をくぐると、そこが服装チェック。半ズボンの男性や肩の出たシャツを着ている女性が待ったをかけられています。

 その先100mぐらいの左側にチケット売り場があって、ここで外国人料金500Bの入館料を支払って、チケットをもらいます。

 その先には説明を受けるためのオーディオフォンの貸し出し場所もあります。8か国語に対応していると書かれていて貸出料が200B。手続きにはパスポートが必要みたい。

 一瞬「借りようかな」と悩んだのですが、窓口が結構混雑しているように見えたので、面倒になって先に進みます。

 その先が寺院の入場口ですが、団体客の渦。ただタイ側も考慮しているのか、列が5列ぐらいに分かれて入場できるような柵が作られていました。

 とはいえ、それでもその柵をくぐり抜けて、先を争うように急ぐ人が結構見られます。中国系の人たちは行列に慣れているのか、我先にという習慣が定着しているのか、途中から列に割り込んだり、声高に「あっちに行け、こっちに来い」と叫んでいるようで、ともかく混沌。


 その姿を欧米人も見ていて、ちょっと眉をひそめている感じ。しかし多勢に無勢で、しかも紳士的に振舞おうとしているのか、文句を言う人は皆無。

 ただ時折警備員と思われる人が余りに横暴と思えるような割り込みをする人に注意をしていました。しかし、こんな混沌状況がもしかしたら日本の京都あたりでも起きているのかと心配になりました。

 というわけで、ようやくの思いで入場。すぐに右折し右手にあるパンフレット置き場の中から日本語バージョンを選択。これが効率よく観光するための第一ステップです。

 受け取ったパンフレットを広げ、概略図を確認。やはり大まかに左回りに回って行けばいいんだなという事を確認。というわけで、再び入場口付近に戻ると、多数の観光客が押し合いへし合いしています。

 そんな混沌の中で、「そっちじゃない、こっちだ」というようなことを、私には理解しがたい言語で叫んで手を振り回している中国系観光客が多数いて、その声はまるで怒鳴りあいのように聞こえます。

 あたりの欧米人も余りの大声に、「どこかで喧嘩でもしているのか?」と周辺を見回す様子が良く分かりました。しかし当の本人たちは、それが日常なのか、周囲の状況を全く意に介していない様子です。

 てなわけで困惑しながらも、先ずは正面に見える「ヤック」神とその近くに祭られている仙人だという神様を見学。



 今回は3回目の訪問だったと記憶していますが、仙人さんの前から左手を見ると、三つのキンキラキンの仏塔が見えます。しかし、記憶にあるより大きくてびっくり。





王宮観光


2019年12月の旅行


トップページヘ