キングキャッスルU

2014年

 キングキャッスルTとキングキャッスルUはお隣同士です。入り口は5mぐらい離れているでしょうか。シーロム通り側がT。その少し先がUですが、酔っぱらってフラフラしているとあまり区別がつきません。

 入り口の上にさりげなく店名が出ていますが、これも「T」と「U」の違いだけですから、うっかりすると間違えます。要するにシーロム側から手前か向こうかという区別しか出来ないということです。

 両者共に店の前に数名の呼び込みさんがいて、私のような暇そうな独り者を見ると、腕をつかまんばかりに寄ってきて入店を促します。

 外にはママさんクラスの人たちも出てきて呼び込みをしていますので、ある意味活気があるとも言えます。

 というわけで、TとUの違いがほとんどないので説明することも限られてしまいます。T同様に中央にステージがあり、その周りをソファー席が取り巻いています。設備はTと同様ちょっとくたびれています。

 どちらも広さは同じくらいで、ステージ上にいるのは多くて15人ぐらい。関心があるのは踊っているメンバーだと思いますが、個人的な主観でいえばTの方が私好みの子が多いように感じています。

 ただこれも入った時間帯や、たまたまその時出勤していた女性達のメンバーに大きく左右されますので、かなり流動的です。

 それでも、私が活動を始める8時過ぎの早い時間帯では、やはりTの方がお客さんが多いように感じます。なおお客さんの多くは欧米人です。7割ぐらいでしょうか。アジア系の人もいますが、日本かどうかは不明です。カウボーイやナナに較べると日本人の比率は低いように思われます。

 この店もパッポンの店によくあるように、「良い子がいたら呼んでね」とウエイトレスさんから言われたりしますが、「早く選べ」みたいなニュアンスは感じられません。

 当然ながらチップ等の強要も少ないので、のんびり出来る店だなとは思っています。ただ基本的にはゴーゴーの店ですから、何のアクションも起さずにビール1本で粘る客は敬遠されるかもしれません。

 会計は明朗です。やたら多量に奢らない限り安心して飲めます。


2014年12月

初日の2店目

 ここは1と2が並んでいるので、どちらにしようかと迷いながら、様子を伺いつつ見て回りますが、ゆっくり見ようとすると店の前の呼び込みの子に腕をつかまれ、そのまま店内に誘導されますので、あえてさりげなく横目で店内を見ながら通り抜けます。

 すると「キングキャッスル2」の店の入り口で、ちょっと気になる子が呼び込みをしていました。一旦通り過ぎてから、再び戻って店内へ。

 話をしたいなと思いましたが、もともとチラッと見ただけで、もっとよく見ないと側に呼ぶ気にはなれません。ところが私が店に戻ったとき、ちょうどダンスのタイミングになってしまったようです。

 しかも踊っている場所が、私が座った場所からは遠くて他の子の陰に隠れてよく見えません。

 もともと視力が悪いので、こうなるとお手上げ。近くの席まで移動して確認、なんて言う気力はありません。またこの日は音楽がちょっとうるさすぎ。結局ビールを一杯飲んで退散。


3日目の3店目

 キングキャッスル2の前に行くと、たまたまですが、目の大きい可愛らしい(美人とはいえない?)子が立っていて、その子とたまたま目が合い、促されるままに入店。一昨日見かけた子は、この日はいませんでした。

 一緒に入ってきた子も横に座りましたが、相性も悪くなさそうだったので、そのまま少しお話。名前を聞いて、年齢を聞くと「20歳」と言っていましたが、見た感じ、もう少し上のようにも思いました。

 英語も少し通じるようですから、20数歳ではなかったかと思われます。ただ気立てのよさが感じられました。

 ちなみにこういったお店の入り口で、女の子と視線が合って一緒に入店した場合、その子がそのまま店内まで付いてきて横に座ることが多いです。

 しかし中には勝手についてきて、そのまま横に座り込み、いきなり飲み物を要求する強引な子もいます。

 向こうは仕事ですからやむを得ない部分もあると思いますが、意図している子とまったく違う場合は、はっきりとダメサインを示した方が良いです。

 一瞬不満げな顔をする子もいますが、それはお互い様。だいたいがすぐに引き下がってくれます。

 特に私のような、暇そうで見た目には迫力がまったくなく、適当にあしらえそうに見えるおじさんには、「強引に座り込んで奢ってもらう」という手法が通用すると考える子もいるようです。

 さて隣に座った子ですが、何も言っていないのに、初老の男性が喜ぶのか、勝手に私の手を取ってマッサージをしてくれます。

 「うまいね!」と言って飲み物を奢ったりしていると、瞬く間に時間が経過。一緒にいて違和感のない子で、相性というのは実に不思議だなと感じます。

 落ち着いてビールを飲んで、ようやく少し満足してタクシーでホテルに帰ってきました。


2015年


ゴーゴーバー


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