英会話の必要度(1)

日本語の現状

 英会話の前に日本語が現地でどのくらい通じるかについてまとめます。日系の航空会社の場合は、当たり前ですがスワンナプーム空港に到着後、搭乗口を出るまで日本語のアナウンスや挨拶があります。

 米系の航空会社については不明です。私が最近よく利用するチャイナエアラインは、台湾で乗り換えとなります。それが理由かどうか分かりませんが、台湾までは機内で日本語のアナウンスがあります。

 しかし台湾を過ぎると日本語のアナウンスは無くなる事が多いようです。「なるほどなあ」と感心しました。

 スワンナプーム空港に降りると、あたりの表示はタイ語と英語だけになります。日本語は全く見かけません。入国審査ではほとんど会話は無し。というわけで、基本的に飛行機を降りたら日本語は通じないと思った方が良いと思います。

 では逆にバンコクに行って日本語が通じる場所はどこか?JCB等のツアーデスクや日本語で予約を斡旋してくれるホテル仲介業者さんはもちろん大丈夫です。

 日本食レストランはひじょうにたくさんあるようですが、日本語はあまり通じないように思います。(メニューの中の日本語名は注文するとき使うので、これだけは通じます)

 現地で働いている日本人が通い詰めるような居酒屋さんは問題なく通じます。というか日本人経営の店も多いようです。タクシー等の交通機関は全く駄目。

 日本人が通い詰めるタニヤやパッポンといった繁華街では日本語が通じる場合も多いようですが、私は現状をよく知りません。ただ通りを歩いていると日本語で勧誘されることは多いです。

 というわけで、バンコク市街を動き回る場合、基本的に日本語は不可。一部の居酒屋と夜遊びゾーンでのみ少しだけ通じるというのが現状だと思います。次に英語の現状についてです。


空港で

 初めてタイに行くとき、英語の会話力がどのくらい必要か、心配な方も多いと思います。(当然ながら私はタイ語については全く分からないままにタイに行きました。中学生英語で何とかなるだろうと思っていました)

 私自身はタイに行く以前にハワイに行っていたこともあり、英語の必要性は痛感していました。そのため失われた単語を思い出すためにTOEICなんぞを受験して、中学生英語ぐらいはなんとかマスターしたレベルになっています。

 実際に初めてタイに行き(最初からツアーでなく個人手配で行きました)、ドンムアン空港に降り立ったときの心細さというか、未知への挑戦の武者震いというか、あの感覚は今でも思い出します。

 最初の英語は当然空港です。それも会話ではなく看板です。ミミズののたくったようなタイ語の下に英語で「イミグレーション」とか「バッゲージクレイム」とか書いてありますので、それを目安に人の流れに沿って入国審査に向かいました。


入国審査

 初めての入国審査は、「何でこんなに待たされるの?」という不思議な感覚でした。それまでのハワイの経験では一組1分弱で通過しているのに、バンコクでは一組5分ぐらいかかる場合があります。

 ようやく私の番になったときは、最初の感動はどこへやら、待ちくたびれて不機嫌になりパスポートと帰りのチケット、入国審査書類を黙って提出するだけでした。それでも手続は数分でした。

 何のことはない、入国審査書類をほとんどの人がその場で書いているため、通過が滞っていただけです。従ってここではほとんど言葉を発していません。

 次に言葉を発したのは両替。これも1万円札を数枚カウンター越しに渡し「エクスチェンジ プリーズ」で終了。もちろん紙幣を無言で渡しても両替所ですから、やることは決まっています。

 書類にサインをしてお金をもらってお終い。



英会話の必要性(2)


バンコク一人旅 準備編


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