毒蛇研究所ツアー(2)

 コブラ君の最後の演出は、この中年おじさんが素手で首根っこを掴むというものだった。

 ストレスで苛立った蛇の頭の背後から静かに右手を近づけていく。一同固唾を飲む中じわりじわりと近づけた。いくか、と思った瞬間、くるりと蛇が振り返ったりするので、一同「おおー!」という声。

 すかさず違った位置に回りこみ、再びジワジワと手を近づける。さすがに危険な技なのだろう。おじさんの顔にもかなりの緊張感がうかがえる。と思った瞬間、スパッと手が首に入り、びっくりしてのたうつ胴体を今度は左手でがっしりつかむ。

 その後この蛇の首根っこを抑えて、毒のある歯を見せてくれた。

毒蛇研究所 キングコブラの牙

 その後別のおじさんが現われ、次々と各種の毒蛇を披露してくれる。いずれも強力な毒性を持つ蛇らしく、扱いは慎重だ。

毒蛇研究所で蛇の紹介

 

 印象に残った出し物は蛇の餌付け。といっても無理矢理食べさせると言う代物。なんだか素性の良く分からない直径7cm長さ10cmぐらいの肉片をピンセットでつまみ、無理矢理口を開けさせ、その中に押し込むのだ。

 蛇の胴体の直径よりでかい肉片なので、ちょっと可哀相な気もするが、これがいとも簡単に飲み込まれてしまう事が凄い。飲み込ませた後、無理矢理手で胴体をしごいて肉片を胃袋の方に押しやる様子が印象に残った。

 さらにまた違う蛇を取り出し、今度は無理矢理時計皿を蛇の口にあてがい、毒を抽出。観客に見せてくれる。淡黄色のねっとりした液体だった。

毒蛇から毒を抽出

 最後に体長5mくらいのニシキヘビをかついで記念撮影というコーナーがあった。見ているとかなり重そうで、大の大人も肩に担ぐときよろけている。全体としてかなり楽しめる内容だった。

 終了したのが11時半ぐらい。滞在時間は約1時間。次は昼食だ。どこで食べるのだろうか。パンフレットには飲茶食べ放題とある。

 しかし車に乗り込むと、「少し時間があるので生地屋さんに寄りましょう」ということになり、シナワットという店へ。行ってみるとかなりの高級店で、興味がないため単なる時間つぶしになってしまった。



シーウイ博物館


オプショナルツアー


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