スワンナプーム空港

15.着陸

 着陸15分ぐらい前になると高度がどんどん下がり、地上の道路を走っている車も見ることが出来ます。

 ところが空港が混雑している場合もあり、そのときはバンコクの南にある洋上まで飛んで行って旋回します。

 眼下に海が見えたら、着陸時間の調整だなと判断していますが、時には洋上で3回ぐらい回ったこともあり、そのときはさすがに不愉快でした。

 なおすでに書きましたが、台北からバンコクに飛ぶ機内で入国審査用紙が渡されますので、着陸態勢に入る前までに書いておいたほうが良いです。

 この書き方が慣れないと結構面倒です。(すべて英語なので、慣れていない人はガイドブックとパスポート、搭乗券をあらかじめ用意しておくとよいと思います。

 やがて「着陸します」というアナウンスが入りますので、離陸時同様リクライニングやテーブルをすべて元の位置に戻します。

 私は巡航しているときはスリッパに履き替えているのですが、最近着陸時のトラブルが航空機事故で一番件数が多いと言うことを知って、着陸体制に入ったら通常の靴に履き替えるようにしています。

 眼下に滑走路が見えてきたなと思ったらタッチダウン。その後激しいブレーキがかかります。場合によっては上半身だけ前に傾くなんて事もあり得ます。手荷物は要注意です。


16.機外へ

 着陸後5分か10分でゲートに到着。気持ちも高ぶり焦ると思いますが、ともかく機体が停止し、シートベルト着用サインが消えるまで待ちます。

 消えたらシートベルトをはずし、頭上の物入れから手荷物を取り出しますが、激しいブレーキで位置が変わっていることがあります。

 さらに降機時には、座席周辺に忘れ物をしがちなので注意が必要です。私は実際に忘れたことはありませんが、通路から移動する直前の最終チェックで、枕の下になったデジカメを発見したり、背もたれのポケットの下のほうに入り込んでいた老眼鏡を発見したことがあり、焦りました。

 しばらくすると一斉に人が動き始めます。出口でフライトアテンダントが笑顔で見送ってくれます。


17.入国審査会場へ

 機外に出るとバンコク特有の匂いがします。エアコンも効いていますが、主として食べ物の調味料の匂いだと思います。

 空港内に入って最初に何をするか、どこへ行くのかということが分からない人もいると思います。スワンナプーム空港はかなり広いので、最初は他の乗客と一緒に歩いていても、いつのまにかばらけてしまい、一人で移動ということになることもあります。

 移動方向の目安ですが、基本的には人の流れ、不安になったら「BAGGAGE CLAIM」や「IMMIGRATION」という英単語を探して、その横にある矢印の方向に進めばいいだけです。

 到着ゲートにも寄りますが、途中動く歩道なんかを何回も乗り継いで、急ぎ足で歩いても10分程度かかることが多いです。途中にトイレが何箇所かあるので、そこへ寄ったりしていると、さらに遅れます。

スワンナプーム空港 イミグレに向かう通路

 入国審査会場ですが、スワンナプーム空港には二ヵ所あります。到着便が多い時間帯だと、片方だけが妙に混雑することもありますので、場合によってはもう一箇所まで移動した方が行列が少ない場合もあります。

 両者の間の距離は300mぐらいでしょうか。その間に優先入国審査を行ってくれる場所もありますが、これはビジネスクラス以上の人が対象になっています。(何回か利用していますが、確かに早いです)



空港から市街へ


自宅からスワンナプーム空港へ


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