口内炎に悩まされつつ、最後の発熱

 9月23日(日)、転院98日目。

 体調に問題はないが、ノイトロジン連続投与の影響で腰痛がひどくなり、カロナール(解熱・鎮痛剤)が処方された。

 翌24日(月)の朝は味覚異常で少し吐いてしまったようだが、それ以後は特に問題はなかった。治療も若干遅れながらも順調に進んだ。ただ味覚異常と口内炎は相当激しく、さすがのYも不平、不満を言うようになった。

 しかし、口内炎と味覚異常は続くものの、38度以上の熱が出ることもなく、治療そのものは順調に進んだ。ただ食べることが大好きなYにとっては、かなり辛い時期だったようだ。

 28日(金)、ラステットの4日間連続投与が終わり、当初予定された治療期間は余すところ約10日間となった。退院後の話も出来るようになり、私も病室に行くのが楽しみになっていた。

 しかし治療が強かった分、味覚異常、だるさ、食欲不振、トイレに行っただけで頻脈、血圧は下が高い等、その副作用も激しく、体力はかなり落ちている。

 この日はCRPも2.33と若干上昇し、またもや炎症反応で高熱が出るかと思われたが、なんとか回避し、30日(日)まで特に問題はなかった。

 10月1日(月)、転院106日目。10月に入り、「いよいよ退院だ」と思っていた矢先に発熱。午後になり37.7度まで上昇。咳も出始め、喉に違和感がある。相変わらず味覚異常も続いているので、再びリンパ腫の勢いが増してきたかと心配になる。

 血液検査結果を見ると、CRPが1.86と少し高い。その上白血球が1220と少なくなりつつあるので、場合によってはさらに熱が上がるかもしれないと予想する。赤血球も少ないので輸血。血小板も減りつつあるが、これは後日ということになった。

 2日(火)は真夜中に37.5度まで上がったが、朝方37.1度まで下がったため、予定通りオンコビンを実施。しかし午後に入り再び熱が上がりだし、夕方38.5度。解熱剤のカロナールを服用。これが効いたようで、寝るときには37.0度まで下がる。


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